今日は韓国関連ではなく国内ニュースからです。
琉球王朝の末裔である尚衛さんが那覇市で開かれた祭典にて講演され「沖縄人は先住民族ではなく日本人」と、国連の「沖縄の人々を先住民族として認めよ」との勧告に反論する趣旨の発言をされたことについてです。
産経新聞からです。
「沖縄の人々は先住民族でなく日本人」琉球王家末裔の尚衛氏「『中国のもの』主張に反論」
琉球王家の末裔(まつえい)で第二尚氏第23代当主、尚衛(しょう・まもる)氏は24日、那覇市内で開かれた「戦後80年・沖縄県祖国復帰53周年記念祭典」で、「沖縄の人々のDNAを紐解くと、先住民族ではない。日本人だ」と述べた上で「国連の誤った勧告や『沖縄は中国のもの』との主張は歴史を無視したもので、毅然(きぜん)と反論すべきだ」と語った。国連を巡っては2008年10月、自由権規約委員会が日本政府に対し、「沖縄の人々を先住民族として認めよ」と勧告した経緯がある。
(中略)
尚氏は、最後の国王、尚泰王(しょうたいおう)の当時の判断について「激動の国際情勢の中、沖縄の民の未来を見据え、日本への帰属を選んだ歴史的決断だ」とし、「滅亡ではなく日本という国家への統合を選択した結果となる」と語った。
現状の沖縄について「発展を見るとさまざまな問題はいまだあるが、琉球の歴史を語ることができ、琉球舞踊や『(伝統染め)琉球紅型』など文化の一部を継承できており、正しい決断だったと思っている」と強調した。
(後略)
産経新聞「「沖縄の人々は先住民族でなく日本人」琉球王家末裔の尚衛氏「『中国のもの』主張に反論」」より一部抜粋
私の母方のルーツは琉球でして、母方の4代前が最後の琉球武士だったと聞いています。国を「無血」で失い失職したわけですね。
私自身は生まれも育ちも関西圏ですし、沖縄コミュニティに縁があるわけでもありません。(色々あったらしく)親戚はみんな本土に、または戦後米国(祖母方の親戚で米兵と結婚した人が居ます)に渡りましたので、沖縄には近い親族は誰も居ません。
そんなこんなで、別に誇りや民族意識などは無いのですが(まあ、上の世代の親戚の顔は「濃いな」と思いますけど)、尚さんの語られた「沖縄の民の未来を見据え、日本への帰属を選んだ歴史的決断」、「滅亡ではなく日本という国家への統合を選択した結果」という認識は、私の考えと一致するので勝手にシンパシーを感じて紹介しました。
個人的には尚泰王の決断は「英断」だったと思っており、感謝しています。なんせ、それが無ければ私はほぼ間違いなく今この場に居りませんからね。