イ・スンマンとパク・ジョンヒを崇める(記事の記述)歴史教育を行う「リパクスクール」という私塾(?)があるそうです。
そこが「子孫軍」というコメント部隊を組織して今回の大統領選においてキム・ムンスさん上げ、イ・ジェミョンさんとイ・ジュンソクさん下げの活動を行っているとの疑惑が報じられました。ニュースタパの記者が潜入取材を行ったそうです。
左派系議員の要請を受けて警察が捜査を開始しています。
朝鮮Bizの記事からです。
警察「コメント世論操作疑惑」でリパクスクール操作に着手
(前略)
1日、ソウル警察庁サイバー捜査課は、「リパクスクール関連疑惑をサイバー捜査2隊に割り当てた」と明らかにした。
リパクスクールは2017年に設立された会社だ。「イ・スンマン、パク・ジョンヒスクール」の略で、二人の前職大統領を支持する内容の歴史教育を学生たちにするために作られた。
先立ってオンラインメディアニュース・タパは先月30日、リパクスクールがヌルボム学校*1講師資格証支給をエサに「コメントで国を救う自由指軍隊(子孫軍)」というコメントチームを募集したと報道した。このコメントチームのメンバーたちが、ヌルボム学校の放課後授業講師として働きながら、小学生たちに歪曲された極右教育をしたとも主張した。
(中略)
教育部は「リパクスクールが支給した講師資格証は『創意体験活動指導士』という民間資格」と明らかにした。それと共に「ヌルボム学校講師採用に直接影響を及ぼさない」と話した。また「この資格証発給に教育部は関与せず、韓国教育コンサルティング研究院が運営する」とも話した。
この日、国会行政安全委員会所属の民主党ユン・ゴンヨン、キム・ソンフェ、チェ・ヒョンイル議員、基本所得党のヨン・ヘイン院内代表は午前、西大門区警察庁でイ・ホヨン警察庁長職務代行と面談した。ユン議員は面談後、取材陣に「リパクスクール関連疑惑を徹底的に捜査してくれと要請した」と話した。これに対しイ職務代行が「可用資源を総動員して捜査に臨む」と明らかにしたと話した。
一方、全国教職員労働組合(全教組)は声明を通じて「極右政治団体のヌルボム学校講師進入を幇助した教育部を強力に糾弾する」とし、「講師教育機関に対する全数調査とヌルボム学校政策の全面廃棄を促す」と明らかにした。
朝鮮Biz「경찰, ‘댓글 여론 조작 의혹’ 리박스쿨 수사 착수(警察「コメント世論操作疑惑」でリパクスクール操作に着手)」より一部抜粋
正直、バカバカしいんですがね...。
ムン・ジェイン政権時代に「ドゥルキング」事件というのがありました。ムンさんの側近のキム・ギョンスさんと結託した韓国の左派ブロガーがコメント部隊を結成し、NAVERでネット世論操作を画策した事件です。
しかし、当初約束されていた見返りが変更(在大阪総領事ポスト→在仙台総領事ポスト)されると、逆にムン政権批判のコメント操作を行うようになりました。
結果、「ドゥルキング」はパージされました。逮捕され、起訴・有罪となっています。(ちなみに、この件で野党議員が1人自宅マンションから飛んでいます)
共に民主党側には「前科」があるわけです。そして今回は保守側のコメント操作疑惑ということで、反撃(恨を晴らす)チャンスなわけですね。
*1:放課後学習のようなもの。