徴用訴訟で新たに三菱への賠償支払い命令が出ました。2審判決です。
2022年に1審判決で損害賠償請求権の消滅時効を理由に原告敗訴となっていた事案です。
KBSの記事からです。
裁判所「三菱、強制徴用被害者107歳のキム・ハンス氏に1億ウォン賠償すべき
日本による植民地時代強制徴用で造船所で1年以上重労働をした107歳のキム・ハンス氏に三菱重工業が1億ウォンを賠償せよという裁判所の判決が下されました。
法曹界によればソウル中央地裁民事控訴1-1部(イム・ウンハ、キム・ヨンドゥ、チェ・ソンス部長判事)は5月9日、キム氏が三菱重工業を相手に出した損害賠償請求訴訟で原告敗訴判決した1審を覆し原告勝訴判決を下しました。
(後略)
KBS「법원 “미쓰비시, 강제징용 피해자 107세 김한수 씨에게 1억 원 배상해야”(裁判所「三菱、強制徴用被害者107歳のキム・ハンス氏に1億ウォン賠償すべき)」より一部抜粋
2019年に起こした訴訟は2022年に損害賠償請求権の消滅時効を理由に原告敗訴となっていましたが、消滅時効の起点を「2018年と見なければならない」という、いつもの理屈でOKとしたようです。
さて、イ・ジェミョンさんは当面の間、第三者弁済による解決案を維持するとしていました。維持するのであれば、この方も対象となるはずです。どうなるでしょうか?