韓国には「フォトライン」という文化？慣習？があります。検察や警察に出頭する著名人を「撮影」するための場所です。
著名人は出頭前にそこに引き出され、報道陣のフラッシュを一身に浴びながら取材を受けるという、一種の辱め（「晒しもの」や「公開〇刑」の代替行為）を受けます。（一応、検察は2019年にフォトラインを止めたらしいですが）
先日、12.3の内乱検察官チームがソウル中央地裁にユン・ソンニョルさんに対する逮捕状請求を出しました。3度にわたる召喚要求に応じなかったためですが、どうもユンさんはこのフォトラインを嫌がって召喚に応じていないようです。召喚に応じる条件として地下駐車場利用許可を要求しているとのこと。
KBS Newsの記事からです。
民主党、ユン「フォトライン拒否」に「内乱首魁の図々しさ容認できない」
内乱特別検察官チームに非公開召喚を要求したユン・ソンニョル前大統領について、共に民主党は「内乱首魁の厚かましさは正道を知らない」と批判しました。
民主党のムン・グムジュ院内報道官は今日（26日）書面ブリーフィングで、「（ユン前大統領は）『地下駐車場への出入りが受け入れられないと出席要求を受け入れられない』、『特恵を与えなければ出席できない』と思っている」として、このように述べました。
（中略）
また「フォトラインに立つことが侮辱的に感じられるか」として「国民はフォトラインに立つことができないとし出席を拒否する内乱首魁に侮辱感を感じる」と刃を立てました。
それとともに「特恵を望む内乱首魁の厚かましさをこれ以上容認してはならない」とし「チョ・ウンソク特検チームは途方もない要求をして出席を拒否するユン・ソンニョルに直ちに逮捕令状を再請求せよ」と要求しました。
KBS News「민주, 윤 ‘포토라인 거부’에 “내란 수괴 뻔뻔함 용인 안 돼”（民主党、ユン「フォトライン拒否」に「内乱首魁の図々しさ容認できない」）」より一部抜粋
3度の召喚拒否を行っているということは、単純に考えるとユンさん側は3度の地下駐車場利用許可を求め、検察側は3度とも不許可だったということです。
推定無罪の原則をガン無視した人権侵害案件のように思えます。
