韓国、地方債務を含む国家債務が1300兆ウォンを超える見通しの話

韓国の国家債務(地方政府の負債含む)が、今年初めて1300兆ウォンを超える見通しです。

また、先日決まった第2次補正予算を加えると、今年末の財政赤字は111兆6000億ウォンとなり、2020年に「国家財政運用計画」で韓国政府自身が定めたフィスカルポリシー(財政赤字GDPの3%以内に収める)を6年連続で破ることになります。
決めてから一度も守れていないルールなんですね、これ。意味あるんでしょうか?

 



毎経エコノミーの記事からです。

1300兆に迫る国家債務...先進国が負担を減らすとき、韓国はさらに増やした


(前略)

11日、企画財政部の「月間財政動向7月号」によれば、5月末の中央政府債務は1217兆8000億ウォンで昨年末対比76兆6000億ウォンも増えた。

(中略)

新政府が編成した第2次補正予算効果まで加わると、今年末の中央政府債務は1267兆2000億ウォンに達するものと政府は見ている。地方政府の負債を含めた国家債務は初めて1300兆ウォンを突破(1301兆9000億ウォン)するものとみられる。

支出拡大は景気低迷に対応した措置だったが、財政余力は無視できないほど次第に枯渇する状況だ。韓国のGDP対比国家債務比率は今年末49.1%まで上昇する見通しだ。政府が展望する今年末の財政赤字国民年金など社会保障基金の黒字分を除いた管理財政収支基準)は111兆6000億ウォンで、国内総生産GDP)の4.2%に達する。財政赤字GDPの3%以内に管理しなければならないという政府財政準則を2020年から6年連続で違反することになる。

国際通貨基金IMF)が国家間比較に使う基準である「一般政府負債」(D2)から見ても韓国の財政状況は悪化傾向だ。D2は国家債務に非営利公共機関の負債を含めた指標で、2023年基準で韓国のD2比率は50.5%だった。IMFが先進経済圏に分類した37の先進国のうち20位で、過去には下位圏だった韓国の財政負担が中間圏まで跳ね上がったという意味だ。今年は50%台半ばに上がり、順位もさらに上がるものと予想される。

問題は韓国が景気状況によって財政を弾力的に運用していないという点だ。大多数の先進国は2020年の新型コロナウイルス感染症の大流行当時に拡張財政を実施し、景気回復に伴って負債比率を減らした。米国(132%→119%)、日本(258.4%→240%)はもちろん、イタリア、ギリシャ、スペイン、ポルトガルなど財政危機を経験した欧州諸国もパンデミック以後、財政環境を改善した。 2020年に比べてD2比率が上昇した国は韓国(45.9%→50.5%)をはじめ9カ国だけだ。この中でも韓国よりD2の割合が高く、悪化した国はフィンランド(75.4%→77.3%)とシンガポール(148.2%→172.8%)だけだ。



毎経エコノミー「1300조 육박한 국가채무…선진국들 빚 줄일 때 한국은 더 늘렸다(1300兆に迫る国家債務...先進国が負担を減らすとき、韓国はさらに増やした)」より一部抜粋

この手の記事が上がるたびに思うことですが、ハードカレンシーを保有する国々との構造的な違いを無視してあーだこーだ言っても仕方の無い面はあるんですよね。

言えることがあるとすれば、増加速度が早すぎるということです。正直、これ以外に言いようがありません。
これも「日本がやっているから大丈夫」と、日本と韓国の経済構造の違いを無視したまま表面的に「やっていること」だけを見て真似した結果でしょうか?