交通事故治療で韓方病院を利用...治療日数の長期化と多重施術による治療費急増の話

小ネタです。こういうのって、誰か入れ知恵する人が居るのでしょうか?

交通事故の治療で韓方医を利用する人が居るのだそうです。韓方医とは、まあ、ぶっちゃけ漢方医中医)です。韓国で独自に発展した要素を加えているといいますが、私はあまり詳しくなく、説明を読む限り漢方医との違いが分かりませんでした。
薬は生薬を調合して処方し、必要に応じて指圧や鍼灸治療を行うそうです。
ただ、MRIなどの検査機器も活用するそうです。以下で紹介する記事によると、単純な「捻挫」と診断されたケースでもMRIを実施することで治療単価を引き上げているケースが見られるとのことで、過剰診療の温床になっているのではないかと指摘されています。

具体的には、治療日数が8週間を超えた人たちの9割近くが韓方医の治療を受けていたことが分かっています。自動車保険の軽症患者全体に占める割合は約8.6%。多いのか少ないのか、なんとも判断が付きかねる数字ではあります。
ただ、韓方には「セット請求(多重施術)」というものがあるそうで、患部(治療目的)に直接関係なくとも、効果や治療目的が似ている治療をまとめて施すものだそうです。
ちょっとピンと来ないんですけど...例えば、首を寝違えて 病院にかかったとしたら、首のレントゲンを撮って、頸椎ヘルニアがないかMRIで神経の状態を見て、背中のコリが原因で寝違えたのかもしれないので、背中のマッサージと針治療とお灸と温熱治療を受ける...みたいな感じですかね?

 



世界日報の記事からです。

自動車事故が起きたのに、どうして韓方病院に行くのかと思ったら...「あ、だからなのか」


(前略)

17日、大手損害保険会社4社(サムスン火災・現代海上・DB損害保険・KB損害保険)の統計によると、昨年基準で自動車保険の軽傷患者(傷害級数12~14級)117万1507人のうち90.1%(105万5904人)が8週間以内に治療を終えた。

8週間を超過した治療患者(11万5603人)の大部分である87.2%(10万902人)は韓方患者だった。

両方の患者の86.9%が4週間以内に治療を終え、95.8%が8週間以内に治療を終えるのとは異なり、韓方患者は70.7%だけが4週間以内に治療を終結し、87.8%が8週間以内に治療を終結した。

韓方治療を利用した軽傷患者の平均治療日数と治療費も両方より高かった。

韓方軽傷患者の平均治療日数は10.6日で、両方(5.4日)に比べて約2倍に達した。

韓方軽傷患者1日当たりの平均治療費も10万7000ウォンで、両方(7万ウォン)より53.3%高い水準だ。

韓方病院で単純捻挫の診断を受けた軽傷患者にMRIのような高費用の映像検査、多種・多量の韓方治療を集中的に実施することにより、1人当たりの平均診療費が大幅に上がったためだ。

健康保険審査評価院によると、韓方病院の診療費は2019年4308億ウォンから2024年9874億ウォンへと5年間で2倍以上に増加した。

保険業界の関係者は、「患者の症状・傷害の程度とは関係なく、類似の治療目的・効果の治療を一度に実施することにより、軽傷患者の韓方診療費が急増している」とし「韓方の場合、健康保険基準に従う両方に比べて自動車保険診療報酬の基準が不十分で過剰診療誘引が大きい」と述べた。

漢方診療費のうち、セット請求(多種施術)の割合も急激に上昇している。

損害保険4社の韓方診療費(通院)は2020年5271億ウォンから2024年7851億ウォンに増加した。

この期間、6種類以上の韓方施術を当日一緒に実施した「セット請求」診療の割合は47.5%から68.2%へと20.7%ポイントも上昇した。

昨年基準の軽傷患者のセット請求診療費の割合は69.7%で、9~11級患者のセット請求診療費の割合(58.0%)よりむしろ高く、過剰診療が疑われる状況である。

(後略)



世界日報「車사고 났는데 한방병원 왜 가나 했더니…“아, 이래서구나” [수민이가 궁금해요](自動車事故が起きたのに、どうして韓方病院に行くのかと思ったら...「あ、だからなのか」)」より一部抜粋

事故でケガをした人たちが自発的に韓方病院を訪れたのか、保険会社のナビゲーターなり事故後コーディネーターなりが介入しているのかで、状況の見え方は大分変ってきそうですね。

患者が自主的に韓方病院を訪れているのなら、この際アレもコレも検査しちゃいましょう、と持ち掛けているかもしれません。
また、病院がコンサルを雇っている場合、過剰診療を進めている可能性もあります。
最悪のケースは、病院側のコンサルと保険会社の事故後コーディネーターがズブズブで、キックバックとかあるパターンですかね。