手形の不渡り率が急増しているという、ちょっと気になるニュースがありましたのでご紹介します。
今年2月に0.04%だった不渡り率が5月には0.4%と、たった3ヵ月で10倍に急増したというのです。
手形とは、記入された金額を一定期間後に支払うことを約束して発行する証書(約束手形)です。要は、「ちゃんと払います」という誓約書みたいなものです。
手形を受け取った人は期日にならないと換金することが出来ません。また、換金は金融機関が支払うのではなく、手形発行元の口座から現金を引き出す形で支払われます。つまり手形とは「指定日にうちの口座から指定金額を引き出しても良いよ」という了承書であり、金融機関はその指示に従うだけということです。
よって、手形発行元の口座に必要な残高がないと換金できず「不渡り」となります。
この率が急増しているということは、すなわち資金繰りが上手く行っていない企業が急増していることを意味します。
毎日経済の記事からです。
企業の「金脈硬化」限界点を超えた...手形不渡り率10年来で最高値
(前略)
20日、韓国銀行の経済統計システムによると、今年5月の全国手形不渡り率は0.4%と集計された。2月に0.04%に過ぎなかった手形不渡り率は3月に0.19%、4月には0.23%まで上がり3ヵ月で10倍水準に急騰した。これは2015年3月(0.41%)以来10年ぶりの最高水準でもある。
(中略)
KB国民・新韓・ハナ・ウリ・NH農協など5大銀行の貸出延滞率でも企業の資金難が確認される。5大銀行の中小企業の貸出延滞率は5月に0.71%を記録した。同期間、大企業の延滞率は0.19%まで急騰したが、不良債権の売却および償却などで6月には多少改善された。
(中略)
年末に行くほど景気が改善されるという期待とは異なり、景気低迷を憂慮する専門家たちの声はさらに大きくなった。この日、産業研究院が発表した「産業景気専門家サーベイ調査結果」によると、製造業業況展望指数(PSI)は102を記録し、3ヵ月ぶりに下落した。PSIは100(前月対比変化なし)を基準に200に近いほど前月より業況が改善されたという意見が多いということを、0に近いほど業況が悪化したという意見が多いということを意味する。
業種別では半導体、ディスプレイ、化学などの業種で基準値(100)を上回ったが、自動車、造船、繊維、家電などの業種は100を下回った。前月比では半導体、携帯電話、化学などの業種で上昇した。 一方、米国が品目別関税を課した家電(-30)や自動車(-13)、鉄鋼(-13)などの業種は大幅な下落を示した。
毎日経済「기업 ‘돈맥경화’ 임계치 넘었다…어음 부도율 10년래 최고치(企業の「金脈硬化」限界点を超えた...手形不渡り率10年来で最高値)」より一部抜粋