トランプさんのスコットランド行きに随行したラトニックさんに、韓国産業資源部の長官と通商交渉本部長が付いて行ってたそうです。
残された時間が少ない中、「多角的な接触を模索した」と言えば聞こえが良いですが、若干ストーカーじみています。記事の書き方も「ついて回っている」と、あまり好意的には捉えていないように感じます。
聯合ニュースの記事からです。
産業長官、「トランプ」随行の米商務長官の同線に沿って総力交渉
(前略)
産業通商資源部のキム・ジョングァン長官と産業部のヨ・ハング通商交渉本部長は28日、トランプ大統領が滞在している英国スコットランドを訪問し、トランプ大統領に随行中のハワード・ラトニック商務長官など米国側の要人たちと多角的な接触を模索したと知られた。
先立ってキム長官とヨ本部長は24~25日、ラトニック長官に会い2回交渉をした。24日にはワシントンDCで会い、25日には彼のニューヨークの自宅まで訪ねて交渉を続けた。
その後、彼らはラトニック長官がトランプ大統領を遂行するためにスコットランドに向かうことを把握した後、急いでスコットランド行きの飛行機に乗った。
ラトニック長官と事前にスコットランドで会う約束をしたのか、実際に追加交渉をしたのかは確認されていないが、関税賦課猶予期限が目前に迫っただけに交渉の火種を引き続き生かしていくための措置と解釈される。
ラトニック長官は前日の27日、トランプ大統領とウルズラ・フォン・デア・ライエン欧州連合(EU)執行委員長がスコットランドのターンベリーのトランプ大統領所有のゴルフ場で米EU首脳会談を行った後、貿易合意を発表する席に参加した。
しかし、ラトニック長官はこの日、トランプ大統領とキア・スターマー英首相の米英首脳会談には同席しなかった。
(中略)
また、ホワイトハウスの共同記者団によると、ラトニック長官は同日午後、トランプ大統領がスコットランドのターンベリーからアバディーンに移動する大統領専用機の搭乗客リストにも含まれなかった。
このような点から見て、ラトニック長官はトランプ大統領に先立ってワシントンDCに帰国の途についた可能性が高く見え、キム長官とヨ本部長も帰国せずに早ければこの日の夜、スコットランドから再びワシントンDCに移動すると知られた。
韓米貿易交渉で、米国側の主要人物の一人であるラトニック長官の動線について回っているわけだ。
(中略)
ク・ユンチョル副首相兼企画財政部長官と、チョ・ヒョン外交部長官は、米国の相互関税賦課前日の31日、それぞれベセント財務長官、マルコ・ルビオ国務長官などカウンターパートに会い、米国との貿易交渉に力を加える予定だ。
(中略)
現在、米国との貿易交渉環境は韓国に友好的ではなさそうだ。
韓国より対米貿易規模が大きい日本・EUが相次いで米国に大規模な投資計画を明らかにし、自国の市場を開放し、従来(日本25%、EU30%)より低い15%の関税率で交渉を妥結したためだ。
特に、日本とEUが韓国の主力輸出品目である自動車と半導体に対しても15%の関税を一括適用されることにした点は、韓国に大きな負担となっている。
日本が米国に5千500億ドル、EUが6千億ドルという大規模な投資を約束し、エネルギー・武器など米国産製品を大量購入することにした点も韓国交渉団に圧迫要因になっている。
ラトニック長官が韓国に4千億ドルの対米投資を要求したという米国メディアの報道が出た中で、韓国政府は「1千億ドル+α」規模の対米投資を提案していることが分かった。 双方の対米投資規模の差が最大3千億ドルに達するのだ。
ただ、韓国は米国との造船協力を主要テコにして交渉に臨む方針であり、効果を発揮するかどうか注目される。
(後略)
聯合ニュース「산업장관, '트럼프 수행' 美상무장관 동선 따라다니며 총력 협상(産業長官、「トランプ」随行の米商務長官の同線に沿って総力交渉)」より一部抜粋
ラトニックさんからすると「こうかは ばつぐんだ!」な気分じゃないでしょうか?
朝鮮日報によると、31日の(恐らく)最終協議を前に、外交部長官は先に日本を訪問し、日韓外相会談を行うそうです。
記事によると、通常、韓国外交部長官は就任後初の海外訪問先として「米国以外の国を先に訪れるのは異例」とのこと。
外相会談の議題として、日米韓協力の重要性の再確認と北朝鮮核問題の共助などが挙げられていますが、先に米国と関税交渉をまとめた日本へ助言を求めるのでは?と見られています。
というのも、27日にEUも15%でまとまりましたが、「外信の報道」によると、EUも日本の交渉担当者らに接触して各種助言を求めた、という報道が出ているそうです。