関税交渉、米韓で発表内容が食い違っている話

ホワイトハウスの公式ブリーフィングで、報道官が記者の質問に答える形で韓国との交渉内容に触れたのですが、さっそく韓国大統領室の発表と違うことを述べています。
韓国大統領室は「牛肉とコメ市場の開放は無い」と断言していたのですが、米報道官は「自動車や米などの米国製品への歴史的な市場開放を提供(providing historic market access to American goods like autos and rice)」と答えました。

 



朝鮮Bizの記事からです。

「韓、歴史的なコメ市場開放」...韓国政府と食い違うホワイトハウスの発表


(前略)

キャロライン・レビット大統領報道官は31日午後1時24分(米東部時間、韓国時間では1日午前3時24分)頃に始まったホワイトハウス・ブリーフィングで「大韓民国代表団が昨日ホワイトハウストランプ大統領に会って交渉を締結した」とし「韓国は15%の関税を払うことになり、自動車と米のような米国産製品に対する歴史的開放をすること(providing historic market access to American goods like autos and rice)」と明らかにした。

このホワイトハウスの発表は、これに先立って韓国との関税交渉の結果を発表し、ドナルド・トランプ大統領がトゥルース・ソーシャルに掲載した内容とも一脈相通じる。トランプ氏は30日午後6時16分(米東部現地時間。、韓国時間31日午前7時16分)「韓国が自動車とトラック、農産物を含む米国製品を受け入れ、貿易を完全に開放(completely open)する」と明らかにしていた。

これに対して韓国の大統領室は、「国内のコメと牛肉市場に対する追加開放はない」と釘をさしたことがある。31日午前、キム・ヨンボム大統領室政策市長は緊急ブリーフィングを開催し、韓米関税交渉の細部内容を伝えながら農畜産物交渉について「米国側の強い開放要求があったのは事実だが、食糧安保と農業の敏感性を考慮し、国内のコメと牛肉市場は追加開放しないことで合意した」と発表した。

(後略)



朝鮮Biz「“韓, 역사적인 쌀 시장 개방”…우리 정부와 엇갈린 백악관 발표(「韓、歴史的なコメ市場開放」...韓国政府と食い違うホワイトハウスの発表)」より一部抜粋

トランプ政権ってこういうの多いですよね。
昨日も少し触れましたけれど、合意書など特に作成されていないとの話があります。その結果、「話が違う」となることも多そうです。

トランプさんは取引が好きだそうですが、合意内容を文章で残さなかったのは確信犯かもしれません。与しやすそうだと判断した相手には強気に出てより無茶な条件を飲ませにきたりして。