「世界で大人気」のはずのK-カルチャー、国会の文化体育観光委員会の国政監査で「K-カルチャーの世界的拡散でこれまで以上に文化国家としての地位が高まった」と自画自賛されております。
そして「K-カルチャーを未来成長産業に育成」するためのK-カルチャーファンドを300兆ウォン規模にすると公言しています。国政監査の細かい内容はこちらに記事が上がっています。
ただ、実はK-カルチャーファンド、実は50%以上が投資先を見つけられずに未執行となっているのだそうです。理由のひとつは「収益率の低さ」です。最大で-16%、平均でも-8%...つまり、ほとんどが投資しても元本すら回収出来ていないということです。
こんな状況でファンド規模だけ拡大して一体どうしようというのでしょう?
朝鮮Bizの記事からです。
チョン・ヨンウク国力議員「K-カルチャーファンド、50%以上未執行...300超ウォン時代を開くには点検・発展が必要」
チョン・ヨンウク国民の力議員が14日、国会文化体育観光委員会国政監査で文化体育観光部が推進中の「Kコンテンツ300兆産業育成」構想に対して「資金運用実態もまともに把握できない状況で、1年程度は効果を発揮できるが、結局は底の抜けた瓶に水を注ぐことになるだろう」と憂慮した。
この日、チョン議員は「Kカルチャーファンド」の未投資資金を指摘した。チョン議員が文体部から提出された資料によると、2022年から2025年までに結成されたKコンテンツファンド規模2兆7000億ウォンのうち、1兆4000億ウォン(52%)が投資先を見つけられないまま縛られている。
彼は「来年度予算が4560億ウォンに達する状況であり、民間ファンドまですれば9000億ウォン水準」とし「(現在の投資金も)まだまともに使えない状況で(今後結成される)投資金をどのように使うというのか」として「投資金整理が先行されなければならない」と主張した。
Kカルチャーファンドの収益率も指摘した。チョン議員は「Kファンドが不振だった理由は、この間収益率が低調だったため」とし「最近5年間、Kコンテンツファンド収益率がグローバルコンテンツの場合、最大マイナス16%、平均で見ればマイナス8%を記録した」と主張した。 それと共に「政府もまともに投資ができない状況で予算を増やしても投資できる民間出資者を探すのは難しい」と憂慮した。
(後略)
朝鮮Biz「정연욱 국힘 의원 “K컬처 펀드 50% 이상 미집행 …300조원 시대 열려면 점검·발전 필요”(チョン・ヨンウク国力議員「K-カルチャーファンド、50%以上未執行...300超ウォン時代を開くには点検・発展が必要」)」より一部抜粋
産業を盛り上げるために呼び水的に公的資金を入れるのは、まあ納得いきます。
しかし、韓国の公的認識では「K-カルチャーは世界的拡散」しているわけでしょう?にも関わらず、これだけ収益率が低いのは、何か根本的に方向性を間違っているような気がしてなりません。
いわゆる「韓流」と呼ばれるエンタメ業界に関して言うと、韓国内市場を無視していることに問題があるのではないか、という気がします。