韓米交渉妥結から12日が経過しましたが、ファクトシートはまだ公開されていません。
安全保障の面、関税の面、どちらにも異見があるのではないかと見られています。
安全保障の面での異見は、首脳会談の冒頭でイ・ジェミョンさんがブッ込んだ例の原子力潜水艦の件です。韓国側としては自分たちで建造して燃料供給を米国から受ける、そんな思惑だったはずです。しかし米国は、米国で作って韓国に売る、そういう腹積もりでしょう。
関税面では、自動車関税の引き下げ時期を「いつ」とするかで意見対立があるようです。韓国は8月7日まで遡及して適用することを求めており、米国が拒否している、と。
また、アラスカの液化天然ガス開発への出資を求められ、韓国側が拒否しているという話もあります。
イーデイリーの記事からです。
遅れる韓米間のファクトシート、国益を守るのに支障がないように
韓米関税・安保交渉の結果をジョイントファクトシート(共同説明資料)で文書化する作業が遅れている。先月29日、イ・ジェミョン大統領とドナルド・トランプ米大統領が慶州で首脳会談を開き、交渉を妥結してから今日で12日目だ。その時は一日二日以内に行われると思っていたファクトシートの作成が何の音沙汰もない。「遅くとも先週末までには終わるだろう」と言っていた大統領室の予想も外れた。何か深刻な問題が生じたのではないかという懸念が出ている。
交渉関係者たちが公式・非公式に話す言葉を総合すれば、安保側の原子力推進潜水艦(原潜)問題がファクトシート作成遅延の主な理由であると見られる。
(中略)
しかし、これは先行協議のない首脳間の即席合意であり、このため韓米両国政府が具体化に向けて実務的に検討し、調整しなければならない事案が多い。 その上、トランプ大統領が原潜の建造場所を米国内のフィリ造船所に釘を打つ発言をして混乱も生じた。
(中略)
関税側でも細部争点が一部残っているものと見られる。例えば、関税引き下げの遡及適用時点に対する異見がある。韓国政府は自動車関税引き下げの時点を米国の関税引き上げ日である8月7日に遡及適用しようと提案したが、米国がこれを拒否したことが分かった。米政府がアラスカ液化天然ガス(LNG)開発事業に韓国が参加する可能性を重ねて示唆してきた反面、韓国政府は商業的合理性が保障されておらず、投資しないという立場を明らかにした部分も、どのように決着がつくか注目される。
(後略)
イーデイリー「[사설]늦어지는 한미간 팩트시트, 국익 지키기 차질 없어야(遅れる韓米間のファクトシート、国益を守るのに支障がないように)」より一部抜粋
再度延長戦(合意の合意の合意に向けた交渉)にもつれ込んだりして。