企画財政部、輸出企業にドル放出を要請する話

先月18日に、企画財政部のク・ユンチョルさんが韓国の主要輸出企業を呼びつけて「構造的な外需需給改善のため」「協力を要請した」という話がありました。
この件自体は本ブログで直接紹介しませんでしたが、この場で企画財政部から企業に求められたことは要するに「持っているドルをさっさウォンに転換せよ」です。

その後、FRBが利下げを発表し、米国と韓国の金利差が縮まったにも関わらずウォン安傾向は続いています。
企画財政部は再び主要輸出企業の役員を呼びつけ「外国為替市場の安定に積極的に参加することを強く注文」しました。企業が持っているドルを放出させ、それで通貨防衛をしようという魂胆です。


 

ソウル経済の記事からです。

企画財政部、サムスン現代自動車の招集にも...為替レート、1480ウォンを再び脅かす


(前略)

企画財政部は 16日、政府ソウル庁舎でイ・ヒョンイル第 1次官の主宰で「外国為替市場関連輸出企業懇談会」を開催したと発表した。この日の会議には、国内輸出を主導するサムスン電子・SKハイニックス・現代自動車・起亜自動車と先物為替供給の主軸である造船業界のHD韓国造船海洋・サムスン重工業・ハンファオーシャンの関係者が参加した。

イ次官は懇談会で「最近ウォン変動性拡大に対する憂慮が大きくなっている」として「主要輸出企業が国家経済および民生に及ぼす影響が大きいだけに個別企業の為替リスク管理がいつにも増して重要だ」と強調した。

特にイ次官は出席企業に対し、為替ヘッジの拡大などに触れ「外国為替市場の安定に向け、積極的に協力してほしい」と呼びかけた。これは企業が為替レート上昇の期待感にドルを握っているだけでなく、先物為替の売りなどヘッジ取引を通じて市場にドル流動性を供給し、不確実性を減らすのに役割を果たしてほしいというメッセージと解釈される。

今回の懇談会は先月30日、ク・ユンチョル副総理兼企画財政部長官が「輸出企業の両替および海外投資現況を定期点検する」と明らかにしたメッセージの延長線上で用意された。イ次官は企業役員たちに直接会った席で、外国為替需給改善のための企業レベルの協力を繰り返し強調し、政府と企業が共生できる方案を模索した。さらに企財部は、最近内部に発足した外貨業務支援タスクフォース(TF)を企業に公式紹介し、今後の関連資料の共有などで緊密に協力することを要請した。

(後略)

ソウル経済「기재부, 삼성·현대차 소집에도…환율 1480원 다시 위협(企画財政部、サムスン・現代自動車の招集にも...為替レート、1480ウォンを再び脅かす)」から一部抜粋

本日のドルウォンレートは ↓ です。

安値をジワジワ切り上げる上昇三角保ち合いの形で、一般的に「上昇トレンドの継続」を示唆するチャートパターンとされる形です。