ベネズエラが大変なことになっていますが、この最中にイ・ジェミョンさんは国賓として中国を訪問しています。
首脳会談は本日の予定です。記事を書いている段階では、まだ関連記事は出ていませんが...なんというか、ちょっと関連報道のトーンが大人しいような気がします。
韓国大統領の訪中は6年ぶり(前回はムン・ジェイン政権時)です。しかも8年ぶりの国賓訪問ですから、もっと大々的にアレコレ首脳会談に対する期待(とらタヌ)報道などが出てもおかしくないはずなんですけれど、やはりベネズエラの件が影響しているのでしょうか?
韓国メディアも、もちろん米国によるベネズエラ攻撃&大統領捕縛の件は報じています。しかし、イ・ジェミョンさんの訪中とは完全に「別問題」扱いになっています。不自然なくらい切り離されているというか...普通、メディアは「ベネズエラと友好関係を築いている中国をこのタイミングで訪問するからには、何かしら関連の話題が出るのでは?」と、突っ込むのがメディアの役割のように思うんですけどねぇ。
訪中しているイ・ジェミョンさんのスケジュールについての報道を淡々と進めている、そんな印象を受けます。
とはいえ、淡々としているのは報道ベースだけで、実際のイ・ジェミョンさんの発言は相変わらずですけどね。韓国と中国は「同じ海を同じ方角に共に向かう船」なのだそうです。
ハンギョレの記事からです。
イ大統領「韓・中は同じ海を行く船...『碧瀾渡精神』で交流すべき」
イ·ジェミョン大統領は 5日 「韓・中は同じ海を同じ方向に向かって一緒に航海する船のような立場」 とし「産業供給網間の連係で互いに発展に助け合いグローバル経済を先導してきた」と話した。
イ大統領はこの日、中国北京の釣魚台で開かれた韓中ビジネスフォーラム事前懇談会で「多くの成就を成し遂げたが、グローバル経済通商環境がこれ以上は過去のように決まった流れのまま簡単についていける状況ではない」と指摘し、このように明らかにした。イ大統領は続けて「技術は急速に方向を変え供給網は予測しにくくなった」とし「過去の慣性だけに依存すれば重要な点を知らずに通り過ぎることもありうるかもしれない。これからは新しい航路に向かわなければならない。常に迷うものだが、方向を変えなければ新しい道を見つけられないかもしれない」と強調した。
イ大統領はフォーラムの基調演説で韓中協力の未来ビジョンとして「碧瀾渡精神」を言及した。彼は「高麗と宋が交易と知識循環を通じて自国の発展と文化的成熟を図り、外交的緊張と葛藤があった時期にも碧瀾渡を通じた交易と交流は中断されなかった」として「今日私たちが再び注目しなければならない地点もまさにこの『碧瀾渡精神』」と話した。
韓中交易規模が 3000億ドル水準で停滞しているという点も言及した。イ大統領は「だから新しい市場と協力分野を開拓しなければならない。生活用品、ビューティー、食品のような消費財と映画、音楽、ゲーム、スポーツなど文化コンテンツが新しい突破口になりうる」として「人工知能は製造業とサービス業全般で協力の幅を広げ、深みを増すだろう」と付け加えた。
(後略)
ハンギョレ「이 대통령 “한·중은 같은 바다 향하는 배…‘벽란도 정신’으로 교류해야”(イ大統領「韓・中は同じ海を行く船...『碧瀾渡精神』で交流すべき」)」より一部抜粋
「碧瀾渡」というのは、昔(高麗時代?)にあった港のことらしいです。国際貿易だけでなく、海路で高麗に入国するには必ず通らないといけない関所の役割も担っていたとか。
これからどうなるか分からない、不確実性が増えた、と言いながら解決策として「過去の成功例」を持ち出してくるのが不思議な感じです。
海を航海しているつもりで気付かないうちに川を遡上していないと良いですね。