昨日、行われていたユンさんの公判ですが結局、結審は 13日に持ち越しになりました。
これについて与党・共に民主党のスポークスマンがかなり強い口調で非難していまして。「タヒ刑が答え」「最高刑(タヒ刑)を求める」とまで発言しています。
日本だと係争中の事案について政治家が言及することは強い忌避感を持たれる(「三権分立」「民主主義」の観点から健全なことです)ので、与野党問わずかなり慎重になるんですけれど、韓国だと割と普通にあります。韓国では「三権分立」は「司法と立法の対立」のように解釈されているのでは?と思わされるときが度々あります。「独立」と「対立」が同義になっていると言いましょうか。
ただ、それでも今回の発言は韓国においても相当強硬な印象です。それほどまでに「さっさと吊るしてしまいたい」のかもしれません。
ニューシースの記事からです。
与「ユン、タヒ刑だけが答え...求刑延期はチョ・ヒデ司法府の『司法惨事』」
共に民主党は10日、ユン・ソンニョル元大統領の内乱愚頭容疑の裁判 1審の結審公判が延期されたことについて「チョ・ヒデ司法府の無能が生んだ司法惨事」と述べた。
ペク・スンア院内報道官はこの日、ソウル汝矣島の国会ブリーフィングでチ・グィヨン裁判部の結審公判延期と関連して「内乱勢力の組織的な『法廷フィリバスター)』裁判遅延戦略を幇助したことによりチョ・ヒデ司法部が自ら招いた結果」と話した。
ペク院内報道官は「国民を冒涜し、憲政秩序を破壊した内乱勢力に寛容はありえない。 法廷最高刑だけが答えだ」と主張した。内乱頭髪容疑に対する法廷最高刑はタヒ刑だ。
ペク院内報道官は「ユン・ソンニョルと共犯らは『警告性戒厳だ、国務委員が止めなかった』という奇想天外な詭弁と人のせいを繰り返し責任を回避し、法廷では笑って居眠りして嘲笑するだけで懺悔は全くなかった」として「弁護人らもやはり疑惑と関係のない主張をしたり時間稼ぎで裁判を遅延させた」と話した。
続けて「それでも裁判所は事実上これを放置した」として「チ・グィヨン判事の『悲しそうな表情をするな』『法廷寒い』という独り言と冗談混じりの発言など非正常的な裁判進行で、厳重でなければならない内乱裁判はホウセンカ学堂*1になり芸能裁判に転落した」と話した。
(中略)
ペク院内スポークスマンは「憲政秩序を破壊した内乱勢力にはひたすら迅速で厳正な処罰があるだけ」とし「チョ・ヒデ司法府は迅速な裁判と厳正な処罰のために直ちに特段の対策を用意し、時代的要求である内乱専門担当裁判部を早く設置しなければならない」と強調した。
チョ・スンレ事務総長もやはり該当裁判についてフェイスブックに「求刑が延ばされた公判があったのか。これからは法廷でもフィリバスター(無制限討論)が認められるのか」とし 「特検と裁判所は法廷最高刑であるという断罪の国民的意志と憲法の命令に応じることを望む」 と述べた。
同党のパク·ジュミン議員も「平凡な国民なら夢にも見られないこと」とし「法の前に万人が平等だという原則がこのように無残に崩れても良いのか」と尋ねた。
また「チャン・ドンヒョク代表は答えなければならない。この非常識な事態に対する立場は何か」として「逮捕当時、人間の盾を自任した国民の力 45人は依然として『ユンアゲイン』を夢見ているのか」と付け加えた。
院内代表補欠選挙に出馬したチン・ソンジュン議員は前日フェイスブックを通じて「あきれる」として「『ユンアゲイン』、内乱残党の法廷フィリバスターに裁判所が屈服したことと何が違うのか」と尋ねた。
チン議員は「これだから内乱専担裁判部が必要なこと」とし「内乱清算立法、これ以上先送りしない」と話した。
パク・スヒョン首席報道官も同日、「最後の瞬間までも倹約して『ベッド裁判』を行った裁判部に対し、強い遺憾の意を表する」とし「(裁判所の結審公判延期決定は)タヒ刑求刑を待ちわびていた国民をまた愚弄し、怒らせた決定だ」と主張した。
ニューシース「與 "尹, 사형만이 답…구형 연기는 조희대 사법부 '사법 참사'"(与「ユン、タヒ刑だけが答え...求刑延期はチョ・ヒデ司法府の『司法惨事』」)」より一部抜粋
基本的に「民主主義国家」において、三権分立の健全性を維持する観点から言えば、係争中の裁判や被告に対する「政治的立場からの特定刑罰要求」は「政治圧力」そのものです。
さらに、これを理由に共に民主党は司法制度改革の必要性を訴えています。
ムン・ジェイン政権当時、果たせなかったことです。その時、司法改革を阻んだのがユンさんでした。当事者であるユンさんの裁判をもって司法改革を成し遂げられるのであれば、それが「恨を解く」になるんでしょうね。
*1:1990年代に人気だったTVコメディーショー。多分、「ドリフ」とかそんなノリ。時代設定が「併合期」だったらしい