昨日13日、韓国の内乱特別検察官は予定通り「ユン・ソンニョル元大統領へのタヒ刑」を求刑しました。判決は2月の予定となっています。今の所、国民の力も保守系とされているメディアも沈黙しています。
以前に、量刑には一貫性が無ければならない(量刑論)について少し触れました。そのときに全斗煥さんの無期懲役より重い刑罰(タヒ刑)を言い渡すには「タヒ刑でなければならない質的差異」が立証されねばならず、それは多分、難しいというようなことを書きましたが、やはり無理だったようで、特検は別の言い分を主張をしてきました。
「全斗煥より重く処罰すれば繰り返しを防ぐ(抑止力になる)」だそうです。
残念ながら「タヒ刑が犯罪の抑止力になる」は、証明されたことがありませんけどね。
世界日報の記事からです。
「全斗煥より断罪すれば歴史の繰り返しを防ぐ」、法廷最高刑を要請
内乱特別検察官(特検チョン・ウンソク)が13日、ユン・ソンニョル元大統領に内乱頭位罪の法廷最高刑であるタヒ刑を求刑したのは、30年前のチョン・ドゥファン元大統領の事例を積極的に考慮した結果だ。1996年、チョン元大統領の内乱首魁容疑の1審で、検察はタヒ刑を求刑し、そのまま宣告された前例を参考にしたものだ。
(中略)
内乱特別検事補のパク・オクス氏は同日、ソウル中央地裁刑事25部(裁判長チ・グィヨン)の審理で開かれたユン前大統領の内乱頭および職権乱用権利行使妨害容疑の結審公判で、ユン前大統領へのタヒ刑宣告を裁判所に要請した。パク特検補は過去の軍事クーデターと5·18光州民主化運動流血鎮圧など内乱疑惑で起訴されたチョン·ドゥファン、ノ·テウ元大統領が各々無期懲役・懲役 17年を確定された歴史を強調し厳重な処罰をし、このような歴史の再反復を防がなければならないと話した。
(中略)
彼は悲劇的な歴史を繰り返さないようにさらに厳正な断罪の必要性があると強調し「再発の可能性を真剣に考慮しなければならない。酌量する減軽事由がない被告人に対して 無期刑に定めることが果たして量刑の原則に符合するのか 慎重な検討が必要だ」と話した。
(中略)
パク特検補は「被告人は独裁のために非常戒厳宣言の理由を隠し、野党のせいにして警告性・訴えのための戒厳だと主張し、非常戒厳が正当であるかのように支持者を扇動し、社会分裂と国民の反目を煽り、国民を怒らせた」とし「裁判過程で被告人の指示で犯行に加担した下級者に許しを求め、彼らの行為に責任を負うどころか、事実通りに陳述する人を嘘つき呼ばわりし責任転嫁する無責任な態度を見せた」とも非難した。
「戒厳ナンバー2」として内乱重要任務従事疑惑を受けているキム・ヨンヒョン前長官には無期懲役が求刑された。過去の盧前大統領の 1審求刑令と同じ求刑量だ。パク特検補は「被告人のユン・ソンニョルとキム・ヨンヒョンなどは国民が受ける苦痛は気にせず、自分たちの権力欲のために非常戒厳を手段に立法権と司法権を簒奪し権力を独占し長期執権しようとした」と批判した。
(後略)
世界日報「“전두환보다 더 단죄해야 역사 반복 막아” 법정최고형 요청(「全斗煥より断罪すれば歴史の繰り返しを防ぐ」、法廷最高刑を要請)」より一部抜粋
関連記事をいくつか見たのですが、コメント欄が興味深いことになっています。
韓国では今、コメント欄にコメント記入者の「国籍」を表示させようという動きがあるのですが、それに絡めて「タヒ刑判決に反対の人はどこの国籍なのか?」という書き込みが散見されます。ますで「韓国人なら反対のはずがない」...いえ、「韓国人なら反対してはならない」かのようです。