韓国KOSPIは史上最高値を更新し、4900台に突入しています。この件を伝えるニュースは概ね「好意的」なトーンです。
しかし、韓国の個人投資家や海外投資家らの動向を見ると、どうもそうも思えません。ウォン安を食い止めるためには個人投資家の国内回帰や海外資本の流入が必須となるのに、それが上手く行っていないようです。
特に個人投資家は米国ETFの買い入れに熱心で、今年に入って国内より2倍以上多く買い入れているとのこと。
マネートゥデイの記事からです。
コスピが94%上昇したが...アリは収益の4分の1が米国EFTに偏り
コスピが今年、史上最高値を再び更新し、4900台まで上昇したが、国内個人投資家らは国内より米国ETF(上場指数ファンド)を2倍以上多く買い入れたことが確認された。今年に入って、総合株価指数(コスピ)は14.87%、S&P500は1.38%上昇したが、個人投資家の関心は依然として国場(国内証券市場)より米場(米国証券市場)に集中しているわけだ。
(中略)
19日、韓国取引所によると、今年に入って16日まで個人投資家のKOSPI200追従指数ETF(上場指数ファンド)の買い越し額は S&P500連動型ETFの買い越し額の半分水準だ。
個人投資家が最も多く買い入れたETFは「TIGER米国S&P500」で、純買収額4799億ウォンを記録した。個人投資家らは、TIGER米S&P500以外にも、S&P500指数に追従するETFを大量に買い付けた。純資産5000億ウォン以上のS&P500追従ETF(カバードコールを除く)の個人買い越し額の合計は8300億ウォンだ。反面、同期間「KODEX 200」をはじめ純資産5000億ウォン以上のコスピ200追従ETFの個人純買収額の合計は 4284億ウォンだ。
期間を 1年に増やせば、個人投資家の米国代表指数ETF選好現象がさらに明確に現れる。16日基準のコスピ上昇率は 93.88%であり、S&P500とナスダックの上昇率は 16.64%と 20.52%だ。 同期間、個人投資家の買い越し額はコスピ200指数追従ETFが2兆7100億ウォンに止まったが、S&P500指数追従ETFの個人買い越し額は6兆7232億ウォンに達する。ナスダック100指数追従ETFの個人純買収額も 3兆9634億ウォンで、コスピ200指数追従ETFより多かった。
金融投資業界の関係者らは、依然として個人投資家らが国内証券市場を信頼できずにいるため、このような結果が出たと分析している。未来アセット資産運用ETF運用部門のイ・ジョンファン常務は「個人投資家は着実に上昇する資産に投資することを望む」として「米国証券市場は10年間上昇勢を証明したが、コスピは最近急騰し、まだ個人投資家の信頼が大きくない状況」と説明した。
コスピは長い間、2500台を維持してきた。約1年前の昨年1月17日の終値だけでも2523.55に過ぎない。
(後略)
マネートゥデイ「코스피 94% 뛰었는데…개미는 수익률 4분의1 미국 ETF 편식(コスピが94%上昇したが...アリは収益の4分の1が米国EFTに偏り)」より一部抜粋
1年で 93%の上昇は完全なバブルなのよ。昨年末と比較しても 15%近い上昇ですよ。
韓国は信用取引が盛んだし、暴落が怖くて買えないんじゃないでしょうか?
また、韓国国内投資家のみならず外国人も10月以降純売です。
投資家別売買動向を見ると、ほとんど純売りが続いています。一カ所だけ、大量の純買いに回った勢力が一手に受けて立っている状況です。
それが「金融投資」です。証券会社やアセットマネジメント(資産管理会社、投資信託会社、投資顧問会社)などが自己資金で行う売買です。
イ・ジェミョンさんは選挙公約で「KOSPI 5000実現」を掲げています。それを達成するためにか、証券会社の関係者としばしばミーティングを行っています。
官製相場っぽいんですよね。だから、5000まではいくんでしょうけど、所詮ハリボテです。いつかは崩れるし、いつ崩れるか分からないわけで、そんな危ない橋にわざわざ近付きたくないでしょう。記事にも書かれている通り「国内証券市場を信頼できずにいる」が全てでしょうね。