ハン・ドクス元総理に「懲役 30年」の一審判決...「証拠隠滅の恐れあり」で身柄拘束の話

内乱幇助の容疑で起訴されたハン・ドクスさんに懲役 23年の実刑判決が下され、即日拘束されました。検察の求刑 15年を大幅に超える判決です。


 

聯合ニュースの記事からです。

ハン・ドクス、「内乱重要任務従事」で1審懲役23年...法廷拘束

内乱頭領幇助などの容疑で起訴されたハン・ドクス元首相が1審で重刑を言い渡され、法廷拘束された。

ソウル中央地裁刑事合議33部(イ・ジングァン部長判事)は21日、内乱の首領幇助などの容疑を受けているハン元首相に懲役 23年を言い渡した。

チョ・ウンソク内乱特別検事チームは懲役 15年を求刑していた。

裁判所は12·3非常戒厳宣言と布告令発令などが刑法上の内乱に該当すると判断し、この事件を「12·3内乱」と命名した。

ハン首相*1の容疑も大部分有罪と認めた。

裁判所は「被告人は間接的ではあるが民主的正当性とそれに対する責任を付与された国務総理として、憲法と法律を遵守し憲法を守護し実現するためのすべての努力を傾けなければならない義務を負担する」とし「それでも12·3内乱が成功するかもしれないという考えでこういう義務と責任をついに無視し、その一員として加担することを選択した」と叱責した。

続けて「このような行為で大韓民国はややもすると国民基本権と自由民主的基本秩序が蹂躙された暗い過去に回帰し独裁政治という泥沼から長期間さまよえなくなり、国民は拭えない喪失感と傷を負うことになった」と叱責した。

(中略)

裁判所は宣告後、法廷拘束可否を決めるための別途尋問手続きを進行した後「証拠隠滅の恐れがある」という理由で法廷拘束を決めた。

元首相が法廷で拘束されたのは憲政史上初めて。

(中略)

ハン元首相は、非常戒厳解除後、最初の戒厳宣言文の法律的欠陥を補完するために、カン・ウィグ元大統領室付属室長が作成した事後宣言文に、ユン・ソンニョル元大統領、キム・ヨンヒョン元国防部長官らとそれぞれ署名した後、これを廃棄した疑いもある。

昨年2月、憲法裁判所の大統領弾劾審判弁論に証人として出てきて「戒厳宣布文を認知できなかった」という趣旨で偽証した疑惑も受けている。

聯合ニュース「[2보] 한덕수 '내란 중요임무 종사' 1심 징역 23년…법정구속(ハン・ドクス、「内乱重要任務従事」で1審懲役23年...法廷拘束)」より一部抜粋

「証拠隠滅の恐れ」って... 1年以上経ってるのに、何を今さら隠滅するんでしょうね?

ハン・ドクスさんは当初「内乱幇助」で起訴されました。こちらの法廷最高刑は 15年です。よって検察の求刑は最高刑です。
しかし、途中で「内乱重要任務従事容疑」が追加されました。こちらは法定刑が最大懲役 30年になります。
要は「可能な限り重い刑にしてやろう」ということなんでしょう。

さらに、これは 2月に下されると見られるユンさんへの判決の目安になります。
重要な役割を果たした「共犯」とも呼べるハン・ドクスさんが懲役 30年なのです。「主犯」にはもっと重い刑が下されるのが普通です。



*1:注)原文が「ハン総理(한 총리)」となっている。誤記か、あるいは「ハン総理(当時)」のつもりかもしれない。