米韓外相会談、「関税」について言及無しだった話

昨日、米国と韓国の外相会談が行われました。
国務長官のルビオさんと韓国外交部長官のチョ・ヒョンさんとの会談の資料が米国務省より公表されましたが、「関税」に関する内容は一切含まれていませんでした。
チョ・ヒョンさんは米国に発つ前、韓国メディアに対して「合意内容が立法として進められている状況なので、そのことを米国に十分説明し、理解を求める」と述べていそうです。そのため、会談場で「関税」について触れていないとは考え難く、米国側が発表資料から「関税」を除外したのは「あえて」ではないかと推測されています。


 

ヘラルド経済の記事からです。

米、韓米外交会談の結果「関税」を除外して発表...関税再引き上げに速度

アメリカの韓国に対する関税再引き上げの圧力の中、韓米間の通商に続く外交交渉も特に目立った突破口を見出せなかった。

チョ・ヒョン外相は3日(現地時間)、ワシントンDCでマルコ・ルビオ米国務長官と会い、米国の25%関税再引き上げ方針に対する我々の立場を説明したが「手ぶら」に終わった。アメリカは韓米外相会談直後の発表で関税については言及すらせず、韓国の投資拡大だけを強調した。アメリカはむしろ関税再引き上げ措置を公式化するための官報掲載に関する実務作業を加速させている。

(中略)

特にチョ長官はルビオ長官に対し、韓米間の関税合意と米国への投資実施に向けた国内の取り組みを説明し「通商当局間の円滑なコミュニケーションと協議が継続できるよう、外交当局の立場でも引き続き協力していこう」と提案したと外務省が明らかにした。

(中略)

しかし、米国務省の資料には関税に関する内容がまったく含まれていなかった国務省は、チョ長官とルビオ長官が韓米同盟の発展策について議論し「民間原子力、核推進潜水艦、造船、米国の重要産業の再建に向けた韓国の投資拡大について緊密に協力することで合意した」という点に重点を置いた。

チョ長官は会談で我が側の立場を説明し、米国の関税再引き上げ措置の延期または撤回を要請したとみられる。チョ長官は米国訪問に先立ち「我が国の国会手続きに従い、両政府間で合意されたことが立法として進められている状況であるため、その内容を米側に十分説明し、了解を求める」と述べたことがある。

先に、キム・ジョングァン産業通商部長官とヨ・ハング通商交渉本部長ら通商ラインも米側に対し対米投資特別法の処理まで含めた25%関税の再引き上げ措置の猶予を要請したが、米側は難色を示したと伝えられている。

これにより、ドナルド・トランプ大統領がSNSで言及した関税再引き上げ措置が現実化する可能性が高まった。米国は関税引き上げの発表を前に関係省庁間で協議を進めていると伝えられている。

これに関連してヨ本部長はこの日「米側は我々のシステムが(自分たちと)異なる部分を理解していない部分があるが、今後もアウトリーチ(対米接触)を続ける必要があると思われる」と述べ、米政府の観点から韓国に対する関税引き上げ発表を公式化するための省庁間協議を進めていると明らかにした。

(後略)

ヘラルド経済「美 한미외교회담 결과 ‘관세’ 빼고 발표…관세 재인상 속도(米、韓米外交会談の結果「関税」を除外して発表...関税再引き上げに速度)」より一部抜粋

これってシステムの違いなのでしょうか?
なんか、日本とも比較されて「なんで日本が出来てるのに韓国は出来ないの?」的なことも言われているとかいないとか...。議院内閣制の日本より、大統領制の韓国の方がシステムとしては米国に近いはずなんですけどね。「システムが(自分たちと)異なる部分を理解していない」というのも、なんか「相手がバカ」と言っているようにも思えてしまって、失礼な気がします。

それに、韓国の現与党は共に民主党で、ねじれ国会になっていませんし。
より権限の強い「大統領制」で「なぜ出来ないのか?やる気がないからではないのか?」と思われてしまっても仕方ないんじゃないでしょうか?