韓国で水曜集会対抗集会が開かれた話

反日種族主義」の著者の1人であり、7月に国連の人権理事会で徴用工の「強制連行はなかった」と発言した李宇衍(イ・ウヨン)さん(落星経済研究所研究委員)が今度は「慰安婦像の撤去」を求めて水曜集会に対抗しているそうです。


聯合ニュースの記事からです。

水曜集会のすぐそばで「少女像撤去せよ」対抗集会


「日本軍性奴隷制問題を解決するための定期水曜デモ」が開かれたソウル鍾路区、旧日本大使館の前で4日少女像撤去の要求集会が開かれた。

4日午後、「反日民族主義に反対する会」「韓国近代史研究会」などは、水曜集会進行場所の隣で対抗記者会見を開き「少女像を撤去し、水曜集会を中断しろ」と述べた。

2つの集会は同じ場所で同時間帯に行われたが、幸い衝突は起こらなかった。

彼らは「少女像は歴史を歪曲し、日韓関係を悪化させる」として「(少女像を)公共の場に展示して大衆に無理やり感情的な共感を共用してはならない」と主張した。

これらの水曜集会にも「事実上の不法集会」と主張し「外交空間*1100m以内のデモは禁止されても水曜集会は記者会見形式で毎週開催されている」と述べた。

日本徴用の強制性を否定し議論を起こした本、「反日種族主義」の著者イ・ウヨン落星経済研究所研究員は発言台に上がって「少女像は歴史歪曲を拡散させてしまっている」と主張し、水曜集会中断を促した。

聯合ニュース「[수요집회 바로 옆에서 "소녀상 철거하라" 맞불 집회)(水曜集会のすぐそばで「少女像撤去せよ」対抗集会)」より


徴用工像と慰安婦像の製作者は、どちらもキム・ソギョン、キム・ウンソン夫妻です。

イ・ウヨンさんは、12月2日には徴用工がモデルとされる労働者の銅像についても、「真実究明共同対策委員会」の1人として記者会見を開いています。

この会見は、銅像のモデルが「日本人」と発言した人たちが銅像を制作した作家に名誉毀損で訴訟を起こされたことに対するもので、「韓国民の名誉を失墜させる歴史歪曲反日銅像の設置を中断せよ」「芸術作品にも聖域はありえない。議論の余地がある歴史的銅像に対しては、考証と関連ファクト(事実)は明確に検証されなければならない」としています。

正論です。


*1:原文「외교 공간(外交空間)」となっているが、意味が通じないので「외국 공관(外国公館)」の間違いじゃないかと思う。