夢に出てきそうな「Cats」の話

ミュージカル「Cats」をご存知でしょうか?
T・S・エリオットの詩集を原作にしたミュージカルで、20匹を超えるネコたちが登場します。
前知識無く見た人を思わずポカンとさせる(ストーリーが理解できない)ことで有名なミュージカルです。


1981年にロンドンで初演が行われ、日本では劇団四季が公演を行っています。もちろん、米国ではブロードウェイ版があります。
音楽はアンドリュー・ロイドー・ウェバー…詳しくない人は誰やねん?と思われるでしょうが、フィギュアスケートの演目などでも頻繁に使われる「オペラ座の怪人」の作曲者です。(これとか

30年以上上演されている超ロングランミュージカルが映画化します。(厳密には二度目の映画化です)
このたび、オフィシャルトレーラーが公開されたのですが、なんかもう…夢に見そうです。


1998年にアンドリュー・ロイドーウェバー自身の制作で、一度映像作品が作られたことがあります。
このときは映画というより、ミュージカル舞台を映像化した、という印象の強い作品でした。(CG演出などはありましたが)

今回の映画化は、歌ったり踊ったりはもちろんありますが、もっとストーリーを前面押し出したような作りのようです。
それは良いのですけど、なんかネコがネコっぽくないんですよね。
いや、逆にネコに寄せすぎなのかもしれません。
二足歩行する人間スタイルのリアルなネコです。
正直気持ち悪いエイリアンっぽい…微妙です。

どのくらい微妙かは↓でどうぞ。


CATS - Official Trailer [HD]

ミスト(と思われるネコ)が可愛くないのと、グリザベラの「Memory」がソウルフル過ぎる気がします。
ジェニファー・ハドソンが素晴らし歌手だいうことに異論はありませんが、あの勢いで「Touch me」と言われても、触れた途端、弾き飛ばされそうです。ちょっと哀愁不足です。
やっぱり「Memory」はエレイン・ペイジが至高だと思うのです。


↓は前述の1998年の映像作品から、エレイン・ペイジの素晴らしい「Memory」です。
彼女は1981年の初演でもこの役(グリザベラ)を演じたオリジナルキャストです。


Memory (Reprise) | Cats the Musical


米国での公開は今年の12月20日で、日本公開日は未定です。
公開自体は決まっているそうなので恐らく年明けになると思われます。

観に行くかどうか迷う時間は米国公開後の反応を見てからでも、たっぷりありそうです。