経済

韓国政府、マイナス通帳で税収不足を穴埋め…一時貸出残高が史上最大規模の32.5兆ウォンという話

韓国の国家負債が1100兆ウォン突破し、初めてGDP比50%以上となったことは先日お伝えしました。ところが、どうもそれだけではなかったようです。第1四半期、韓国政府は韓国銀行から32兆5000億ウォンの一時貸し出しを受け、税収の不足分を埋め合わせたことが分…

借金して投資の「ビットゥ」、半年ぶりに最大増加額という話

借金して投資するいわゆる「ビットゥ」が増えているそうです。先月末時点で、月単位の信用取引融資の増加額としては昨年9月以来最高の9510億ウォンを記録しました。信用取引全般を一括りに「借金投資」として問題視するものではありませんが、しかしほとんど…

韓国企業の中国への直接投資額が前年比‐78%の激減した話

「中国」という巨大消費市場の斜陽というのがテーマっぽいんですが、その中で韓国の中国への直接投資が78%減と約20年前の水準に低下したこと、米国を100としたときの国家核心技術(人工知能、量子力学、次世代通信・原子力、宇宙航空・海洋など136個)で韓国…

韓国銀行の金保留量、2013年以降「変化なし」という話

安全資産として好まれる金が高騰しています。中国を始め、主要各国が金の保有量を増やす中、韓国銀行の金保有量は2013年から変わっていないことが分かりました。金の購入には外貨準備高であるドルを取り崩す必要があります。韓国メディアの分析によると、ド…

ブルームバーグが韓国エンタメ株への投資に注意喚起を促す理由の話

昨年、韓国の知的財産権貿易収支が歴代最大の1.8億ドルの黒字を記録したそうです。関連統計がとられるようになったのが2010年なので、まだ10年ちょっとの記録ですが、初めて黒字になったのが2021年の1.6億ドル。その翌年にはまた11.6億ドルの赤字に転落して…

3月20日までの韓国輸出統計、半導体が昨年同期比46%増という話

韓国半導体関連で「良いニュース」と「悪いニュース」があります。今日は「良いニュース」の方を。3月中旬までの半導体輸出が前年同期比46%増加となりました。全体輸出額の増加は去年の10月から5ヵ月連続です。また、米マイクロンの12月~2月の業績が前年同…

韓国、個人回生申請件数1年で30%増…銀行の不良債権も増加傾向という話

昨年3月から今年2月までの1年間、韓国で申請された個人回生と債務調整の件数が前同期比30%増と急増しています。個人回生は一定の所得がある債務者に対し、最低限の生活費を確保した状態で一定期間(3~5年)を債務返済に充て、残りの債務を免除する制度。つ…

マイナス金利解除を見越して円貨建て預金が急増していた話

大方の予想通りマイナス金利が解除されました。円は現在1円以上「円安」方向に動いています。この動きが落ち着いた後、どうなるか見ものです。さて、韓国人は財テクが大好きです。「アリ」と呼ばれる個人投資家の多さや「ヨンクル」による不動産投資(これを…

PF満期集中到来の「4月危機説」、金融当局が否定した話

少し前から「4月危機説」という言葉を報道でチラホラ目にしていました。PF(プロジェクト・ファイナンス)の満期が今年上半期に集中していることから出てきた説ですが、本日行われたコミュニケーション会議で金融委員会の副委員長がこの懸念を「一蹴」しまし…

ディスカウントコリアの原因は「所有と経営が分離されていない支配構造のせい」という話

日本をベンチマークしたという「企業バリューアッププログラム政策」ですが、その後はあまり話を聞きません。そもそも、なぜ韓国のPBR(企業が持っている資産と企業価格の割合)が低い企業が多いのか…それは一言でいうと「所有と経営が分離されていない支配…

「韓国の経済状況は1997年の通貨危機以来、最も危険な状況にある」という話

韓国経済が「1997年の通貨危機以来、最も危険な状況」というコラムがありましたので紹介します。韓国経済の抱える問題や諸外国との違い、現状認識について分かりやすくまとめられていると思います。ただ、いつものことではありますが具体的な解決策には触れ…

満を持して発表された「バリューアッププログラム」、コリアディスカウントを解消どころかKOSPIは下落…具体性が無さ過ぎるとの指摘の話

今日は韓国でバリューアッププログラムの詳細が発表される日でした。先週末、KOSPIは期待感からか上昇傾向にあったのですけど、今日の発表でクライマックスを過ぎ下落に転じました。一部では詳細案が市場の期待に及ばなかったことによる「失望売り」とも言わ…

ストレスDSR、最大1.5%導入の話

今月26日から住宅ローンにストレスDSRが段階的に導入されることになるそうです。変動金利制の場合は最大の1.5%、その他固定制や混合型は少し適用金利が下がります。家計債務を抑える狙いがあるんでしょうが...DSRを適用しないローンもまだあるので、どの程度…

日本半導体装備企業、「ツートラック」で特需の恩恵…という話

半導体業況の回復に伴い、半導体装備会社が「恩恵」を受けている、との記事がありましたので紹介します。特に米国や日本の主要半導体装備会社に恩恵は集中していて、これらは中国、韓国、台湾、米国などに顧客企業を持っており、米国、韓国、台湾には先端装…

香港ELS、損失額6000億ウォン突破、損失率は54%という話

香港ELSの損失額は1月19日までの時点で2296億ウォンでした。それが今月15日までで6000億ウォンを超えたそうです。確定損失率は約54%です。旧正月の連休前に金融監督院が現場検査を終えていましたが、一部追加検査が必要と判断される事例が確認されたそうで、…

昨年第3四半期末時点で韓国の多重債務者は450万人...うち64万人はDSR100%以上という話

日本で「多重債務者」というと「複数箇所から借入を行っている人」との意味になるようで、具体的に何カ所以上という規定は無いようです。韓国はこれが「3ヵ所以上」と規定されています。なぜかは分かりませんが。で、この3ヵ所以上から融資を受けた「多重債…

HUGのジョンセ保証金返還保証保険の代位返済債務残高が4兆ウォン...2年で6.4倍に増加という話

住宅都市保証公社(HUG)というものがあります。その名の通り「公社」でして、韓国国土国交省傘下の公企業です。住宅都市基金法を元に設立され、住宅保証機関として国民住宅福祉の向上と住宅市場安定のために運営されているそうです。具体的には分譲契約者の…

猫も杓子も「PBR」の話

年初にユンさんは「コリアディスカウントを解消する」と宣言しました。そしで1月中頃、「企業バリューアッププログラム」を用意する計画を強調し始めました。最近では韓国メディアでは「PBR」が執拗に取り上げられています。「PBR」とは「Price Book-value R…

香港ELS、賠償比率が「買い方」で変わるかもしれない話

香港ELSの(不完全)販売に対する調査がひと段落ついたそうです。もうじきソル(旧正月)連休なので、その前に一区切り付けて必要があれば追加検査を行う方針とのこと。報道の目はすでに「賠償比率」に向けられています。初回加入者と再加入者・モバイル加入…

金利が下がれば住宅価格は上がるのか?米国と韓国の不動産市場の違いの話

米国の政策金利は据え置かれました。2月1日早朝(現地時刻1月31日)には、FOMC議長のパウエルさんが市場の「引き下げ期待感」を一蹴するような発言もしています。金利が下がらないと住宅市場は活性化しないと韓国では考えられているようです。逆に言うと、金…

検証されていない情報で株価が乱高下する韓国市場の話

韓国の証券市場だけ世界と逆行している...なぜだ?的な記事を紹介しましたが、もしかしたら関連があるかもしれない話題がありましたのでご紹介。あるテーマ株価が「なんの検証もされていない情報」で急上昇・急下落を繰り返していることから、証券関係者の中…

「韓国は世界証券市場と逆行している...明確な理由は分からないが、看板企業の業績は不振」という話

先週あたりは、韓国経済は「中国と連動しているから」という見方が報じられたりもしていましたが、その中国(+香港)が少し持ち直してきても、韓国だけは依然として下げています。韓国の証券関係者らは「明確な理由が分からない」と首を傾げているそうです…

韓国の過去の成長方式は「対中輸出と家計負債拡大の内需浮揚」...韓国メディアで初めて(?)触れた話

「25年ぶりに韓国が日本に押された」...ここ2~3日、この手の記事をよく見ます。最初に予測値が出たときにも騒がれていましたが、いよいよ現実的になったことで改めてその意味を考えているようです。成長率の話です。去年の韓国の成長率は1.4%(確定値)と出…

「韓国産業は中国との交易に大きく影響を受ける」から日経やS&P、ダウのようには「KOSPIは上昇できない」という話

年明け以降も日本証券市場と米証券市場は上昇を続けています。日経225が好調なのは昨日も触れましたが、米国でもS&Pは史上最高値を更新していますし、NYダウ平均は初めて3万8000ドル台に乗りました。一方で、韓国証券市場の動きはあまり芳しくありません。「…

香港の次は日本という話

香港H指数連動の香港ELSの暴落で韓国人個人投資家(アリ)たちが大きな損失を被っているという記事を2度ほど紹介しました。その香港ELSは基本3年満期で販売されるので、今年満期を迎えるもののほとんどが2021年に発行されたことになります。

香港ELS損失額倍増…最大で損失率56.1%という話

香港H指数の下落が止まりません。年初からすでに10%以上下落しており、香港H指数に連動している香港ELS(株価連動証券)の損失確定額は19日までで2296億ウォンに拡大しました。先週が1068億ウォンでしたから倍増です。全体損失率は52.8%です(最大は56%)。…

今年満期到来の韓国企業の社債は史上最大の約5兆円規模という話

韓国で今年満期を迎える予定の社債が史上最大規模の46兆6000億ウォン(約5兆1500億円)となる見通しです。このうち半分以上の28兆6000億ウォンが上半期に集中しているとのこと。韓国銀行は市場の状況(流動性、投資需要など)から「円滑に消化される」と見通…

香港ELS大爆死...年始5営業日だけで1000億ウォンの損失、上半期最大5兆ウォン損失の可能性の話

香港ELSが大騒ぎになっています。金融商品の一つ(詳しくは以下で説明)ですが、今月満期を迎える商品が沢山あるそうです。少し前から一部で「顧客が金融リスクをきちんと把握していなかったのではないか?」な報道が出ていました。販売過程でちゃんと説明が…

高級輸入車の法人名義登録数が急増...黄緑ナンバー回避の駆け込み需要か?という話

高級輸入車大好き韓国人が昨年購入した法人名義の高級輸入車がまた増えたそうです。ユンさんが公約に掲げていた「黄緑ナンバープレート導入」...取得価格8000万ウォンを超える法人車に黄緑色のナンバープレートを義務付ける制度...がついに始まるのを前に、…

拡大する旅行収支赤字...韓国人は海外旅行に行くのに訪韓客は伸び悩んでいるという話

最近、韓国では「報復旅行」と言ってコロナ禍で制限されていた海外旅行に出かける人が増えているそうです。しかし、逆に海外から韓国に訪れる観光客は大して増えておらず旅行収支は赤字化しています。最近出た昨年11月の集計では、直前の10月の2倍の赤字でし…