Amazonさんがポイントプログラムを変更するってよ

最安値で買おうとすると全く貯まらないAmazonポイントですが、5月23日から変わるようです。
とはいえ、手放しで歓迎して良いものかどうか微妙なところです。


Amazonポイントは、ポイント還元サービスが一般的な日本市場に合わせて2007年にAmazon.co.jpで独自に導入されたポイントシステムです。

現行では次のようになっています。

Amazonポイントは、対象商品のご注文時に貯まり、貯まったポイントはAmazon.co.jpでのお買い物に1ポイント=1円分としてお使いいただけますAmazonポイントは、Amazonギフト券Amazonフレッシュ、Amazonコイン、およびデジタルコンテンツ商品(Kindle除く)のお支払にはご利用いただけません。

Amazonさんのヘルプより一部転載です。
ヘルプ記載の内容では対象商品が何なのか分かりません。

ポイント付与対象商品は商品ページに付与されるポイントが載っていのですが、お世辞にも分かりやすい(見やすい)とは言い難いです。ので、個人的にAmazonポイントは無いものと思ってきました。

実はAmazonポイントとはAmazonさんが直接販売する商品にのみ付くポイントでした。
マーケットプレイスで最安値商品を買っていただけではいつまでたっても貯まらないポイントだったわけです。


5月23日からはすべての商品にポイント付与

5月23日から1%のAmazonポイントがマーケットプレイス出品の全商品購入時に付与されることになります。

Amazon.co.jpが「Amazonポイントプログラムの変更について」と題した案内を出品者向けポータル「セラーセントラル」で告知しました。


この案内の中で、付与される1%のAmazonポイントの費用は「出品者の負担」となることが明記されています。

Amazonさんはポイント付与を考慮した価格設定を行うよう案内していますがポイント付与分を価格に反映するということは消費者負担となるわけで、手放しで喜べる状態とも言えません。


ポイント付与強化は、実店舗+ネット通販でポイントが貯められる楽天楽天スーパーポイント)やYahoo!ショッピング(T-ポイント)などへの対抗として打ち出されてのだと思われますが「独占禁止法にあたる」との指摘も出ているようです。

公正取引委員会はデジタルプラットフォーマーの取引実態の調査に力を入れていますので、今回のAmazonポイントプログラムについても調査対象となるの可能性が高いです。