ハイヒール強要ってどんな職場ですか?な話

ハイヒールやパンプスを強要される職場、というのがどんな所なのか想像が付きません。
以前の職場はオフィスでヒールを履いていましたが、強要ではありませんでした。
極端に場違い(トレッキングシューズとか)でなければペッタンコ靴でもバレエシューズでもOKでした。
まあ、学生アルバイトが大勢居ましたので、「社会人として恥ずかしくない恰好」を心がけては居ましたが。
それに出退勤時はスニーカーや下駄を履いていたので、全く苦痛ではありませんでした。
少なくとも私にとってのヒールは「オン」状態に切り替えるための大事なスイッチでした。

その前の職場は、技術職だったのでデスクワークのときはスリッパ、テストで工場立ち入りのときは安全靴(強要)でした。
そのときは新入社員だったので「社会人」としてTPOを学ぶ意味で出退勤のときは一応ヒールを履いていました。


ですので、「履きたい人は履けば良い」程度にしか思っていなかったもので「ハイヒールは『纏足』」とまで言う意見に首をかしげております。

その靴、あなたに合っていないんじゃない?一度シューフィッターに見てもらったら?
と、こんなことを言うと「あなたのような考えの人間がヒール強要を容認している」とお叱りを受けるかもしれませんが…。
署名が1万9000人程度しか集まっていないので、同じように感じた女性はそれなりに居るのではないでしょうか。
2016年に英国で似たような運動があったときは署名は15万人ほどだったと記憶しています。


ヒールを一切履かないのに扁平足+外反母趾の身内が居るので言わせていただくと、ヒールで足が痛いという人は、一日中履きっぱなしの人か、足に合ってない靴を好き好んで履いているか、扁平足・浮き指などの足の疾患を放置しているか…大体これのどれかです。
こういう人はヒールじゃなくてもどのみち足が辛くなると思います。
ヒールが低い靴=楽な靴ではありません。
一日も早く足専門医に掛かることをお勧めします。


逆に「ヒールが履きたい」という意見として、小学生向けの学習塾でアルバイト(大学生が主力)から「なんでハイヒールがダメなんですか」という問い合わせが度々ある、という話を聞いたことがあります。
その塾は電車で通ってくる子を駅まで引率しており、車通りの多い繁華街を抜けて行くので、生徒の安全を確保するため「咄嗟に動けるよう」ハイヒールを禁止しているそうです。


もちろん、状況に合わせて服装規定を適宜改定することには賛成です。
そろそろクールビズ時にアロハやポロシャツ、チノパンを全面解禁にしても良いと思います。

ですがそれが即「ハイヒール強要禁止」という極端な話になる必要があるのかが分かりません。
報道で伝えられていた事例は2016年の英国でのものです…日本で本当に強要されているんでしょうか。
人から「こう見られたい」というセルフプロデュースの道具としてハイヒールを利用している女性の方が多いのではないでしょうか。


これが本質的な話ではなく「服装規定を撤廃すべき」という話になのであれば、先の学習塾のように安全上の配慮から規定を設けている所が片っ端から袋叩きに合うような事態だけはあってはならないことです。