悪態をつくインコの話

ヨウムという大型のインコがいます。頭にトサカの無い灰色のオウムだと思えばいいです。
すごく頭が良くて、オウムのように言葉を覚えるのはもちろん、言葉の意味も理解していて、人間とコミュニケーションが取れると言われています。
とある心理学者が飼っていたヨウムは「2歳児の感情と5歳児の知性を持っていた」そうです。


そんな知能の高いヨウムですが、イギリスのリンカンシャー野生動物園に寄贈された5匹のヨウムがお互いを罵りあったり、来園者へ悪態をついたり、通りすがりの飼育員へFワード(F*ck)を浴びせたりと、目に余るために一般公開が中止されたそうです。


これが一人のオーナーが飼育していた5匹であったのなら、まあ前オーナーの口が悪かったのだろう、と思うところですが、別々のオーナーからたまたま同じ週に寄贈されたのだそうです。

一般公開に先立って隔離施設に5匹を移したところ、5匹ともカッとなりやすい性格だったらしく、すぐにお互いを罵り始めました。
突然の環境の変化がストレスだったんでしょうかねぇ…もしかしたら、今まで同種を見たこともなかったのかもしれません。


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そう言えば2年くらい前に、逃げ出して近所の家の屋根の上で動けなくなっていたオウムにレスキュー隊が近づいたら悪しざまに罵られたって話もイギリスだった気がします。(オウムはその後、自力で飛んで帰宅したため、レスキュー隊員は罵られ損)


Fワードとか、ハリウッド映画では息をするように出てきますが、日常生活で使うようなことはまずないですよね。
イギリスのドラマや映画ではフィクションであってもトンと聞いた覚えがなかったので、さすが英国、米国に比べて口がお上品、とか思っていましたけれども、実社会ではむしろイギリスの方が口が悪いんでしょうか?