「福島汚染水海洋投棄阻止国会議員団」訪日の話

IAEA事務総長のグロッシーさんは韓国を発ち、次のニュージーランドに向かいました。
代わりと言ってはなんですが、韓国から日本に「福島汚染水海洋投棄阻止国会議員団」なるものが来ています。

 



イーデイリーの記事からです。

日総理を訪ねた民主党、福島総攻勢...出口戦略は「疑問符」


共に民主党が日本福島原発汚染水放流阻止の闘争推移を精一杯引き上げた。民主党議員たちは直接日本を訪問し、日本の総理官邸前で反対集会を開き、訪日期間中に日本議員団・市民団体と交流しながら国際連帯を通じた対応に乗り出す計画だ。

(中略)

民主党と無所属議員11人で構成された「福島汚染水海洋投棄阻止国会議員団」は10日午前、東京に出国した。彼らは出国前に金浦空港で記者会見を開き「日本政府の福島核汚染水海洋投棄は不可逆的な行為であり、海洋汚染は全人類に影響を及ぼす災難」とし「安全性が担保されるまで最大限放流を阻止しなければならない」と意志を明らかにした。

真っ先に彼らは岸田文雄日本首相官邸を訪れた。チュ・チョルヒョン民主党議員はこの場で「いったい日本政府は私企業の東京電力からどのようなロビーを受けて生命の源泉である世界人の海を汚染し、太平洋沿岸島嶼国と隣国国民の生命を脅かしてまで核汚染水の海洋放流に固執するのか嘆かわしいだけだ」と叱責した。チュ議員は続いて「スリーマイルとチェルノブイリ原発事故はすべて自国内で収拾した。事故核廃棄物を公海に持ち込むのは日本が初めてという点で、核廃棄物処理の先例を作ることだ」と非難した。

民主党は12日までの2泊3日の訪日期間中、日本の政治家、専門家、市民社会と会って共同対応方案を用意し、国際協力を固める計画だ。 日本の超党派議員連盟である「原発ゼロ(0)再生可能エネルギー100」と社会民主党議員団との懇談会も行う予定だ。

民主党が汚染水放流阻止総力戦を宣言したが、支持率上昇など成果なしに闘争だけが長引き、疲労感を訴える声も出ている。

韓国ギャラップが今月4日から6日(7月1週目)、全国の満18歳以上1000人に尋ねた結果、政党支持率民主党は32%で前週に比べて2ポイント下落した。福島原発汚染水問題が支持率に影響を及ぼしていないということだ。民主党指導部も汚染水放流阻止活動が支持率に影響を及ぼさないことは知っているが「国民の声に代わるもの」という名分のため、容易には足を踏み出せない状況だ。

民主党若手議員は「原発汚染水問題は科学的に接近しなければならないが、根拠もなく『危険だ』とだけ叫ぶのは不合理だ」と所信を明らかにした。別の民主党議員は「日本が汚染水を結局放流してしまうのが我々の出口戦略ではないかと思う」と懐疑的な見方を示した。

(後略)



イーデイリー「日총리 찾아간 민주당, 후쿠시마 총공세…출구전략은 `물음표`(日総理を訪ねた民主党、福島総攻勢...出口戦略は「疑問符」)」より一部抜粋

他ソース(ヘラルド経済)の方では参加した議員11人の名前が全て載っていました。共に民主党からはキム・スンナム、パク・ボムゲ、アン・ミンソク、イ・ウォニョン、ウィ・ソンゴン、ユ・ジョンジュ、ユン・ジェガブ、イ・ヨンビン、チュ・チョルヒョンの9名(敬称略)。無所属からはヤン・ジョンスク、ユン・ミヒャンの2名(敬称略)が参加しています。「ユン・ミヒャン」は(自称)慰安婦の寄付金を私的流用してモメていたあの「ユン・ミヒャン」です。

社民党議員に会うということですけど、国会議席数1の政党に会って一体どうしようというのでしょう?もう、この時点で日本国内での訴求力の低さを暴露しているような気もします。

上で紹介したイーデイリーの記事も「出口戦略」の不透明さを指摘していますし、ヘラルド経済の方も「手ぶら外交」としており、批判的な声を取り上げています。メディア的にもそろそろ賞味期限が近いのか、心なしか扱いが冷たいような…。