韓国人向けに「愛国レストラン」をアピールする話

韓国在住9年目のフリージャーナリストのラファエル・ラシッドさんが「日本人おことわり」の垂れ幕に対してTwitterにて「人種差別」との批判をしたそうです。


実際の垂れ幕が↓です。

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一番大きく書かれている文字は「일본인 출입금지(日本人 出入禁止)」です。
韓国語表記のみで日本語表記がありません。


このツイートの後、ハンギョレ新聞の取材に対して、ハングル表記のみで日本語表記がないを踏まえて
「韓国語のみのため、肝心の日本人は何を意味するか知ることはない。横断幕を掲げた理由は本当に日本人を防ぐためのものなのか?広報の対象は実際は韓国人だ。韓国人の顧客に『愛国心があるわたしたちのレストランに来て下さい』という愛国マーケティング
と指摘しています。

更に
「国籍や肌の色を理由に、誰かを差別することは最終的に差別にあたる」 とし、韓国社会の人権教育の不備と差別禁止法が無いことを問題点として挙げ、「韓国の学校では『差別』が何なのかきちんと教えないと思う。また、差別禁止法も制定されていないため、日本人だけでなく他への差別もいつでも起こる可能性がある」
と述べたそうです。


「愛国マーケティング」に対する指摘はその通りだと思います。ターゲットはあくまで韓国人です。
今回の不買運動にしてもそうですけれど、特に流通業界のメディアへの派手なパフォーマンスは「愛国マーケティング」の派生型です。

でもそれは、目先の100円を拾うために先の1万円を捨てるようなものです。
派手にやればやるほど韓国市場は潜在的なリスクが高いことを国外に知らせることに繋がりますから。