福島処理水の放流が24日に決まりました。やっとですね。
先月上旬、韓国大統領府は公式Youtubeチャンネルに福島原発処理水の安全性を強調する短い映像をアップしました（詳細はこちら）。さらに短いバージョンを製作し、Youtube広告にも出稿していたそうです。
動画の内容は「科学的事実」のみに言及したものでしたが、「韓国政府が税金を投入して日本の広報を行った」と問題視されたことは言うまでもありません。
当初、この費用は文化体育観光部の予算から出ているという話でした。しかし実際には文化体育館後部が関与したのは映像のアップに関してのみで、映像の作成そのものは大統領室主導で、大統領室予算から出ていたことが分かりました。その額およそ3800万ウォン（約400万円）。
ハンギョレの記事からです。
［単独］大統領室予算で直接「日本汚染水安全」映像を製作
（前略）
21日、ハンギョレの取材の結果、国務調整室は最近、ウィ・ソンゴン共に民主党議員室に「国内最高の専門家たちが語る福島汚染水の真実」（4分25秒）映像制作費3800万ウォンが大統領室予算で執行されtと報告したことが分かった。
最近まで文化体育館後部が「水産物安全管理」政府政策広報の次元で10億ウォンの予算を投入した映像と確認されたが、実際には大統領室が直接映像を制作し、文体部は映像アップだけに関与したことが明らかになったわけだ。
国務調整室関係者は報告で「大統領室で（広報映像制作のために）大統領室広報予算を直接執行し、（業者選定も）大統領室で行った」と明らかにした。福島原発汚染水関連の汎政府TFを運営している国務調整室は、この過程で映像に出て来る専門家たちの説明が正しいのか原子力安全委員会などを通じて事実関係を把握し、大統領室に伝えたという。
（中略）
先月7日「大韓民国政府」公式ユーチューブ・チャンネルに上がったこの映像は「福島汚染水は危険ではない」という趣旨の内容を含んでいる。この広報映像は「コーヒー一杯を飲んでも、牛乳一杯を飲んでも、卵一つを食べても、すべて放射性物質が含まれているため（人体は）被ばくする。（汚染水が放流されれば）健康に問題が生じるという懸念は全くない」とし、韓国の水産物が安全だと強調する内容を盛り込んでおり議論を呼んだ。
大統領室が日本政府の原発汚染水放流を擁護するような映像制作に直接関与したことが明らかになり、議論はさらに大きくなるものと見られる。
（後略）
ハンギョレ「[단독] 대통령실 예산으로 직접 ‘일본 오염수 안전’ 영상 제작（［単独］大統領室予算で直接「日本汚染水安全」映像を製作）」より一部抜粋
この件が問題視されているのは「大統領室が日本政府の原発汚染水放流を擁護する」からというのは明白ですね。科学的にどうかは全く関係ありません。
記事へのコメントは3343件。反応は「良い情報：54 興味深い：12 非常に共感：67 良い分析：10 続報期待：1661」です。
「東海の水が日本に渡ったのに抗議もせず、日本の汚染水の放出は広告まで主導的に行っているのに、これが韓国の大統領なのか？売〇奴じゃないか。完璧なイ・ワンニョン・シーズン2じゃないか。強制徴用工、慰安婦たちに謝罪すればいいというのに、気持ちは関係なく韓国企業から金を受け取って欲しいというふうに...一体これは韓国の政府、日本の政府なのか？支持者たち？説明してみて」（共感3541 非共感59）
「見たか、支持者と年老いたゾンビども？お前らは日本総督を選んだのであり、日本に国を打った元凶がお前らだということを......」（共感1549 非共感40）
「どうか来年の投票を頑張りましょう!!!本当にこのままじゃ独島も超えてしまいそうです......」（共感1151 非共感19）
「来年の総選挙で民主党を選ばなければ日本に渡る」（共感697 非共感55）
「東海が日本に渡った～」は多分、米国防省が今後も「日本海が公式表記として正しい」との公式見解を示したことを指してのものでしょう。16日に韓国で報道され、その際に「国防部だけではなく、米国政府機関の政策」と述べていますし、記事によると米国防部が公式に立場を示したのは今回が初めてだそうです。
