2月の訪日外国人数の話

2月の訪日外国人数の推計値が発表になりました。
前年同月比58.3%減の108万5,100人です。
2月までの累計人数は 374万6,100人(伸率-29.2%) となりました。


  • 国・地域別訪日人数
数(人) 伸び率(%) 前年同月数(人)
韓国 14.,900 -79.9 715,804
中国 87,200 -87.9 723,617
台湾 220,400 -44.9 399,829
香港 115,600 -35.5 179,324
タイ 98,000 -9.1 107,845
シンガポール 19,600 -24.9 26,102
マレーシア 26,600 -27.4 36.660
インドネシア 24,700 0.3 24,622
フィリピン 39,700 12.9 35,170
ベトナム 39,900 1.3 39,377
インド 6,600 -27.2 9,071
英国 18,600 -21.0 23,554
フランス 17,100 -1.7 17,397
ドイツ 10,900 -18.6 13,384
イタリア 4,700 -20.3 5,897
ロシア 6,700 19.6 5,601
スペイン 4,300 -5.1 4.533
米国 73,400 -20.8 92,669
カナダ 17,600 -26.3 23,883
豪州 48,500 1.8 47,658
全体 1,085,100 -58.3 2,604,322
累計 3,746,100 -29.2 5,293,661


コロナの影響が本格的に出始めた月になっています。
特に中国は、1月27日から中国政府が団体ツアーや航空券などの販売を禁止したことが大きく影響していそうです。
国家が強権を発動できるとインパクトが大きいです。今回はコロナ事態(ある意味災害)によるものですが、中国が観光を外交カードとして使えるわけが分かります。


しかし、軒並み前年同月比割れの中でナゾなのがロシアとフィリピンの伸び率…そして我関せずっぷりを見せつけるオーストラリア、この三カ国は2月としては過去最高記録です。


大幅な人数の落ち込みが発生していますが、こればかりはコロナ事態が落ち着かない限りはどうしようもありません。
経済面からのサポートを取り急ぎ行ってもらわないことには…経済が死んだらコロナ以上の影響が間違いなくあります。