元慰安婦イ・ヨンスさんの離脱は結局お金の問題?な話

慰安婦であるイ・ヨンス(이용수;李溶洙)さんが突然水曜集会離脱を表明しました。

トランプ大統領訪韓した時にハグした人、と言えば分かりやすいでしょうか?
他にも「I can speak」という慰安婦映画のモデルになるなど、慰安婦関連の運動のアイコン的存在です。


そんなイさんが7日、記者会見を開いて突然、今まで彼女を支援していたはずの正義記憶連帯(元挺対協)を批判して水曜集会への今後の参加を見合わせる発表をしました。
「水曜集会をやめるべきだ」とか「意味がない」とか言っているようですが、何故いまさら?というのが不思議なところです。


記者会見なんて大掛かりなもの、イさん一人で段取り出来たわけがありません。どうやら平和人権党のチェ・ヨンサン代表という人が手を貸したようです。


何があったのか、これまでの流れをオーマイニュースの記事を元にまとめると、次のようになります。


チェ・ヨンサンさんは、アジア太平洋戦争犠牲者韓国遺族会理事という肩書をもっていて、徴用工絡みの運動を十数年にわたって行っていました。
慰安婦のイさんとは「犠牲者関連事業」を通して知り合ったそうです。


チェさんは国会議員を目指していたようです。
4月15日の総選挙では、共に民主党の傘下(比例代表用の下部政党)である共に市民党に参加しています。ところが、共に市民党はチェさんを比例代表として選出しませんでした。

一方、慰安婦のイさんが名指しで非難した慰安婦関連団体である正義記憶連帯のユン・ミヒャンさんは比例代表で当選しました。


比例代表枠から漏れたチェさんはブチ切れたようで、「安倍より悪い民主党が強制徴用でやったズルや手口を一つ一つ暴露する」と言ったそうです。
また、オーマイニュースの取材に対して、来週記者会見を開くとしています。


さて、ここから邪推です。

インチキを暴露してしまったら、チェさんにとって徴用工は金ズル …事業として成り立たなくなる可能性が高いです。代わりのものが必要です。
慰安婦関連団体からは国会議員が誕生しました。ズルい…うらやま慰安婦は韓国国内で「聖女」です。これは使えます。


というようなわけで、これは

1. 民主党に裏切られ怒り心頭なチェさん、徴用工を見限る

2. 同じ反日団体のユンさん、国会議員になる
(チェさん、腹痛を患う)

3. チェさん、徴用工から慰安婦に乗り換えを決心する
(一石二鳥)

4. チェさん、元慰安婦のイさんをヘッドハンティングする(←いまここ)


どうです?こんな風に考えると、なんか納得いきそうな気がしちゃいませんか?
もちろん邪推ですけどね。

ユンさんが国会議員になったスキを付いて後釜に座ったと見ることも出来ます。


次にお金の話です。
毎日経済の記事から、慰安婦支援金の内訳について出ています。

慰安婦支援金「17億ウォン」は、人件費・経費に。被害者には9億支援


「日本軍性奴隷制問題を解決するための正義記憶連帯(以下、正義連)の会計透明性が俎上にあがった。最近4年間で受けた寄付49億ウォン*1のうち、9億ウォン*2だけ被害者に支給し、その支給金の2倍近い17億ウォン*3がコストに当てられていたことが知られ議論が起きている。

正義連が9日、国税庁ホームテックス*4に公示した2016〜2019年「年間寄付金募集額と活用実績明細書」によると、寄付金収入は2016年に12億8806万ウォン、2017年に15億7554万ウォン、2018年に12億2696万ウォン、2019年に8億2550万ウォンなど、計49億2000万ウォン だったことが分かった。

この期間の正義連が慰安婦被害者に支給した履歴は▲2016年に30人(270万ウォン)、▲2017年に45人(8億7000万ウォン)、▲2018年に27人(2300万ウォン)、▲2019年に23人(2400万ウォン)などである。公示数字だけを見ると、過去4年間に累積調達された49億2000万ウォンのうち18.7%である9億2000万ウォンが支給金となった計算である。

(後略)

毎日経済「"위안부 지원금 '17억원'은 인건비·경비로..피해자에겐 9억만 지원(慰安婦支援金「17億ウォン」は、人件費・経費に。被害者には9億支援)」より一部抜粋


一覧にまとめます。

寄付金総額 支給金(人数) 寄付金に占める支給額の割合
2016 12億8806万ウォン 270万ウォン(30人) 0.2%
2017 15億7554万ウォン 8億7000万ウォン(45人) 55.2%
2018 12億2696万ウォン 2300万ウォン(27人) 1.87%
2019 8億2550万ウォン 2400万ウォン(23人) 2.9%


なんでこんなに年によってバラ付くのかよく分かりません。
2016年のは流石に1人に270万ウォンの間違いの気がするのですけれど、ソース記事がこうなっているのでこのままにします。

2017年の支給額が多いのは、日韓合意による1人1億ウォンの支給があったからです。このとき設立された慰安婦財団からの給付を断った人たちにも寄付金から1億ウォン支給されています。対象は8名。


イさんに限定した支給金については朝鮮日報が公開された領収書からまとめています。

イ・ヨンスさんへの支給金一覧。

支給金
1992 100万ウォン
1993 250万ウォン
1994〜2016 空白
2017 1億ウォン
2018〜19 空白


2017年の支給額が多いのは、日本からの10億円を元に設立された財団からの1億ウォンを受け取らない見返りです。

空白の期間が未支給なのか、領収書がないだけなのかは分かりません。
が、分かっているだけで支給は3回、計1億350万ウォンは、今のレートで約900万円です。


イさんの発言を全文読んだわけではありませんが、各種報道を読んでいるとそれ以外は概ね「お金」に関する不満が主だったと受け取られているようです。


イさんは日韓合意で日本から10億円が拠出されることを「代表だけが知っていた。自分たちは知らされなかった」と言っています。
散々報道されていたはずですけどね、ニュースを見ないんでしょうか、この人は…。

これに対してユンさんは「おばあさんの記憶が歪曲された」と主張しています。
「(自称)強制連行された慰安婦被害者」たちによく見られる症状です。イさんの過去の「証言」もコロコロ変わっていることで有名ですね。


*1:約4億2千万円

*2:約7千7百万円

*3:約1億5千万円

*4:e-Taxみたいなシステム。