関係改善模索のために相次いで訪日する話

韓国国家情報院の院長が訪日しているそうです。今の所、二階さんと内閣調査室長と会うことが分かっています。
12日には日韓議員連も来るそうです。こちらは菅首相との会談も希望しているそうですが、実現するかは現時点では不明です。
またぞろ「韓国はやってます」アピールでしょうか?


聯合ニュースの記事からです。

パク・チウォン国情報院長訪日...日自民党の実力者、二階と会談(総合)


(前略)

9日、韓国政府筋によると、「知日派」とされるパク院長は前日、成田空港を通じて日本を訪問した。
パク院長の訪日は、日韓関係の硬直状態が続く中での菅義偉政権発足後、韓国政府高官の初訪日という点で注目される。

NHKによると、パク院長は前日、自民党の実力者であり、菅内閣発足の「助産師」の役割をしたと評価される二階党幹事長に会った。

(中略)

パク院長は日本政府関係者などとも会談を持つことを示し、太平洋戦争期間の「徴用」をめぐる問題などについて意見を交換する可能性があるとNHKは報じた。
彼は来日期間に日本の情報機関である内閣調査室首長である瀧澤裕昭内閣情報官に会うことが分かった。

(中略)

パク院長の訪日に続き、来る12日〜14日には韓日議員連盟所属の韓国与野党国会議員らも韓日関係の改善模索のために日本を訪問する。

(中略)

韓日議員連盟側は菅首相との面談も希望しているが、実現するかどうかは不透明と伝えられた。

聯合ニュース「박지원 국정원장 방일…日자민당 실세 니카이와 회담(종합)(パク・チウォン国情報院長訪日...日自民党の実力者、二階と会談(総合))」


助産師」という表現がちょっと面白かったです。日本語だと「立役者」くらいがしっくりきますけど、こういう所に言語感覚の違いって出ますよね。


「会うこと」が目的ではなく、「内容」が大事です。まあ、議員が個別に会う分には全く問題ないと思います。
特に内閣調査室長などは、そこで集約した情報が官邸に上げられるわけですから、伝聞によるものではなく直に会って話をするのは重要です。

ただ、首相は会わない方が良いんじゃないでしょうか。
状況は何も変わっていませんし。相手が解決策を提示する準備があるのなら別ですけど。(今までのことを考えると、その可能性は限りなく低いかと)


元記事のコメント欄をサラっと見ていると、あまり好意的ではなさそうです。
韓国側日本行く、という構図が、「韓国が関係改善を熱心に望んでいる」ように見えて不満なようです。

実際のところは知りませんが、確かに一般的には「会いたい」と思う方が訪ねて行きますものね。
逆に「会いたいから来て」と呼びつけたのなら、明らかに呼びつけた側が優位ですし、イニシアチブを取っています。

どちらにせよ、また実際がどうにせよ、こうも立て続けに韓国側が訪日するというのは面白くないのでしょう。