外交部長官の訪日日程は未定...参院選以降になるかも?な話

先月末、韓国の外交部長官であるパク・ジンさんがNATO首脳会議(6/29〜30)直前に訪米、訪日する予定との報道が出ました。日韓、あるいは日米韓首脳会談の事前調整のため、との見方でしたが、訪米はともかく(今行ってます)、訪日は日程が決まっておらずNATO首脳会議後になるかもと。
日本で7月に参議院選挙があるため、日本側がその準備で慌ただしい時期に入るから、というのが理由の一つに挙げられています。他の理由に懸案に関する議論が「不十分」であるから、というのがあります。どちらかというと後者が理由ではないかと思います。

 



聯合ニュースの記事からです。

パク・ジンの初訪日日程、依然として流動的...外交部「相互に都合の良い時期に」


パク・ジン外交部長官が就任後初の米国訪問日程に入ったが、訪米直後に予定されていた訪日日程は依然として流動的だという。
パク長官の初訪日が来月の日本参議委員(参院)選後になる可能性もあるという観測も出ている。

外交部当局者は13日、パク長官の訪日日程と関連して「先月9日に韓日外相会談で林外相は外交長官を日本に招待したことがある」とし「双方が都合の良い時期に訪日できることを期待する」と述べた。

(中略)

「相互に都合の良い時期」は、当初予定されていたパク長官の放任時期に照らしみると多少慎重になった表現だ。
外交界ではパク長官が訪米(12〜15日)日程を終えて16日に帰国した後、早ければ今月中下旬に訪日するという観測が多かった。

ユン・ソンニョル大統領就任式特使として先月訪韓した林芳正外相が当時長官候補だったパク長官に「できるだけ早期に」日本を訪問するよう招待し、これに共感して韓日当局が訪日時期を議論してきたためだ。

しかし最近になって韓日双方が、多少時間的余裕を持ってパク長官の訪日を推進する気配も読み取れる。
複数の政府関係者はこの日、パク長官の訪日に体について「まだ決まっていない」と強調した。
これには来月10日頃が有力な参議院選挙など、日本国内の政治日程と韓日懸案論議状況などが影響を及ぼしたものとみられる。

(中略)

韓日が最近、局長級協議と外交次官会談などを通じて外交的疎通を加速しているが十分に議論が成熟していないと判断したのかもしれない。

(中略)

パク長官の訪日が来月以降に行われる場合、29〜30日の北大西洋条約機構NATO)首脳会議での韓日首脳間議論にどのような影響を及ぼすかも関心が集まっている。
今月中に韓日外相会談が実現すれば、NATO首脳会議を契機に韓日首脳会談を事前に調整する性格になるという観測が多かったためだ。



聯合ニュース「박진 첫 방일일정, 여전 유동적..외교부 "상호 편리한 시기에"(パク・ジンの初訪日日程、依然として流動的...外交部「相互に都合の良い時期に」)」より一部抜粋

韓国はいつも「◯◯すれば上手く行く」です。
今回のも事前に「外相会談」をすればNATOで「日韓首脳会談」が出来る、という流れです。

韓国は「会って話をしよう。そうすれば懸案は解決する」ですが、日本は「懸案を解決してから会いましょう」なんですよねぇ。
心情文化の韓国では会えば懸案なんて溶けて消えるものなんでしょうか?