4年ぶりに輸入ビールで日本産ビールが首位奪還...輸入額900%急増した話

少し前からジワジワと日本産ビールの販売量が増えていましたが、とうとうNo Japan以来4年ぶりに1位を奪還したそうです。
特に、5月に韓国で販売が開始されたアサヒのスーパードライ生ジョッキ缶は発売当初、店頭で売り切れが続出しているという記事がよく上がっていました。コレ、日本では2021年に発売されたものです。No Japanがなければきっと日本発売から2年も待たされることは無かったでしょう。

 



朝鮮Bizの記事からです。

「4年ぶり1位奪還」輸入額900%急増した日本ビール、韓国市場を絨毯爆撃


(前略)

日本のビール輸入量はパンデミック以後、不買運動の勢いが弱まり徐々に増加し始めた。日本のビール輸入量と輸入額ともに、昨年5月を基点に先月まで14ヵ月連続で上昇傾向を見せている。今年第1四半期の日本産ビールは、中国とオランダに次いで3位に上がった。

5月、日本ビール業界1位のアサヒが披露した新製品「アサヒ スーパードライ生ビール缶」は、徐々に熱が上がっていた日本ビール市場に油を注いだ。蓋を丸ごと開けて生ビールのように飲むこの缶ビール製品は、一時ビール業界では珍しい品薄現象までもたらした。

その結果、ついに日本ビールは先月基準で国内輸入ビール市場1位の座を再び占めた。

18日、関税庁輸出入統計システムによると、先月の日本ビール輸入量は5553トンを記録した。昨年同月より264.9%増えた。輸入額も456万ドル(約57億8000万ウォン)で、291.1%上昇した。先月の輸入量と輸入額はいずれも日本が2019年7月に対韓国輸出規制措置を断行して以来、4年ぶりに最も高い数値だ。この傾向が続けば年間基準で2018年以降の歴代日本ビール輸入量記録を塗り替える勢いだ。

韓国全体のビール輸入量のうち、日本ビールが占める割合は27.1%だった。輸入ビール4缶に1缶は日本産という意味だ。今年初めまで1位の座を維持していた中国ビールは2位に下がった。先月の中国ビール輸入量は3431トンで、日本ビール輸入量対比60%に止まった。

(後略)



朝鮮Biz「‘4년 만에 1위 탈환’ 수입액 900% 뛴 일본맥주, 韓 시장 융단폭격(「4年ぶり1位奪還」輸入額900%急増した日本ビール、韓国市場を絨毯爆撃)」より一部抜粋

私は普段、アルコールをほとんど飲みませんけれど、お酒が好きな人にとって夏のビールはたまらないそうですね。楽しんでもらえればと思います。と同時に、不買運動とはいったい何だったのか、考え直すといいです。
意味のある不買というのは、もちろんあると思います。例えば、最近だと環境への配慮が足らないと思われる企業の製品を避けるとか、劣悪な労働環境が知られた企業を避けるとかですね。自身の思想信条と反する企業を避けるのも一つの不買のあり方でしょう。

でも韓国のNo Japanって、決してそういう種類のものでは無かったと思います。メディアは必ず「日本による輸出規制により~」とNo Japanの理由付けを行いますが、違うと思います。
No Japanは「日本企業」であることが「不買」の理由になってしまっていました。つまり、日本政府の決定に対して民間企業への報復を行うという意味不明な行動だったんです。
こうしたズレがあったことにより、一部の熱心な人たち以外は長続きしなかったのだろうと思います。

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「ノージャパンしようと大騒ぎしていた時から、鍋のように熱くなってすぐ冷めてしまうと思ってた...」(共感446 非共感23)

「そもそもノージャパンしようと扇動していた奴らが異常だったww」(共感297 非共感43)

「覚醒市民のお兄さんたちは飲まないよね?アサヒ、サッポロ、キリン一番www」(共感104 非共感5)