韓国輸出、前年同月比-15%...このペースだと7月は再度貿易赤字になる可能性の話

先月6月には16ヵ月ぶりに11億ドルの貿易黒字となった韓国でしたが、今のペースだと今月は再度赤字になる可能性があるかもしれません。先月は前年同月比-6.0%でしたが、今月20日までで前年同月比-15.2%となっていて、これは5月の水準に戻った形になります。

 



ソウル経済の記事からです。

輸出15%減少...10ヵ月連続で後退か


(前略)

21日、関税庁が発表した「輸出入現況」によると、7月1~20日の輸出額は312億3300万ドルで、前年同期比15.2%減少した。このような傾向が続けば、7月の全体輸出も逆成長し、昨年10月以降10ヵ月連続で減少傾向を続ける可能性が高い。

(中略)

続く半導体と対中国輸出不振が足を引っ張っている様子だ。中国のリオープニング(経済活動再開)効果が予想を下回り、中国への輸出は1年前より21.2%も減少した。中国との貿易収支も12億1400万ドルの赤字だった。対中輸出の減少傾向は先月まで13ヵ月連続で続いている。対中貿易赤字は昨年10月から9ヵ月目だ。中国輸出依存度の高い半導体も同様に不振を続けている。同期間、半導体の輸出額は1年前より35.4%も減少した。このほか、石油製品の輸出も1年前より48.7%減少し、鉄鋼製品(-15.2%)と無線通信機器(-13.5%)の輸出も減少した。

(中略)

今年に入って累積した貿易赤字は278億2700万ドルで、昨年の貿易赤字(478億ドル)の58%に達している。

(中略)

専門家たちは輸出回復までもう少し時間がかかると見通した。イ・シウク対外経済政策研究院長は「輸出反騰が予想よりはるかに遅い流れで表れている」として「半導体・中国景気不振がある程度回復してこそ輸出が蘇るだろう」と見通した。



ソウル経済「수출 15% 뚝···10개월 연속 뒷걸음치나(輸出15%減少...10ヵ月連続で後退か)」より一部抜粋

半導体と中国がどうにかならないとどうにもならない…ずっと言い続けてますよね、コレ。
裏を返せば自分たちは「何もしない」ということです。「しなくていい」と思っているのか「できない」と思っているのかは知りませんが。
仮に「できない」「どうしようもない」と思っていたとしたら、それを「しなくていい」の理由に使っているのかもしれません。
こういうある意味、無責任(当事者意識の欠如)に見える部分も、韓国人の「オクウル(抑鬱)」...「自分の過ちではなく他人の過ちによって良くないことが起きたり悪い境遇に陥って、怒りやイライラを感じること(「恨」のベースの感情)」...の影響によるものかな、と最近思います。