すかいらーくさんが禁煙した社員のボーナス査定にプラス評価をする、という試みを始めるらしいですが、なんで禁煙だけなんでしょうね?
健康診断の結果も反映すればいいのに…。
と思って記事を読んでみて納得しました。
今年9月から店舗で全面禁煙が始まることとリンクしているようです。
禁煙は本人が「やめよう」と本気で思えることが成功への第一歩なので、これをきっかけにその気になれる人が一人でもいればいいですね。
でもやっぱり、どうせやるなら健康全般に配慮して健康診断の結果を査定に利用して欲しいなぁ、なんて思います。
というのも、こうした健康面への取り組み的なものがあるたびにタバコだけがやり玉に上げられることがなんだか不思議でして。
いや、タバコが健康に悪影響というのは疑いようのない事実なんですけれども。
それでも「喫煙者は自分の意志で健康を害しているのだから、その分保険料を上げろ」的な乱暴な意見まで聞いたことがあるもので。
そこまでのものなのか?と思うわけです。
だってそれって、高血圧や高血糖や肥満など、所謂「生活習慣病」というものにも言えることですよね。
タバコも生活習慣病も、それ自体が直接の死因になることはなく、主に他の疾患リスクを跳ね上げることが問題です。
タバコを吸う/吸わないは本人の自由意志だし、生活習慣病だってほとんどは本人の不摂生が原因です。
健康診断の数値を元に、病気に発展する前に改める機会はあります。
それをしないのは本人の自由意志です。
こうして見ると条件は同じなのになぁ、と思うのです。
どうせやるなら健康診断の結果もボーナス査定に反映すれば良いのに、と常々思っています。
前年比相対評価の加点方式で。
日本は世界的に見て長寿国です。
WHO(世界保健機構)が発表しているランキングでは、日本の平均寿命は83.7歳と世界第一位です。
ところが健康寿命は74.8歳(同第二位)と平均寿命から8.9歳若くなります。
この間を単純に寝たきりで過ごすと考えると、人生の1割寝たきりってことです。
ちょっとショック。
何十年も先を見越して体調を整えたり身体を鍛えたりというのは難しいです。
でも年に1回の健康診断を目標/課題とし、夏・冬ボーナスをご褒美としてスケジューリングしてやれば、結構やりやすいと思うのですがどうでしょう?