韓国で輸出用コロナ検査キットの名称を「独島」にしよう、という国民請願が25日に出されたそうです。
国民請願は出されてから1週間以内に賛同者が20万人を超えると、大統領府がなんらかの回答をしなくてはいけません。
該当の請願は27日の午後3時半の時点で既に20万5,203人の賛同者を集めているそうです。
ところで、輸出用とは言っても検査キットを作成しているのは民間の製薬会社のはずですが、政府に名称を強要する権限はあるんでしょうか？
韓国国民が望んでいるのであれば、韓国企業としてそれに従うべきでしょうか？
企業は株主のものではなく、従業員のものでもなく、国民のものなのでしょうか？
聯合ニュースの記事からです。
「輸出用診断キットの名前『独島』にしよう」…国民請願20万突破
韓国企業の新型コロナウィルス感染症（コロナ19）診断キットの外国からの輸入問い合わせが続く中で、この診断キットの名前を「独島」にしようという内容の青瓦台国民請願の同意数が20万人を超えた。 国際的に韓国企業が生産した診断キットの優れた技術力が認められている状況でこれを輸出し、世界の舞台に独島が韓国の地という点を確実に知らせ世論戦を繰り広げようという一つの「アイデア」だ。 （中略） それと共に「世界各国で韓国のコロナ19克服を模範事例として認識し、最近ではドナルド・トランプ米国大統領も韓国に協力を要請した」とし「診断キットが『独島』という名前で輸出されれば、独島の地位を大きく高めることができるだろう」と強調した。 この請願は、青瓦台の回答要件である「一ヶ月以内で20万人」の条件を満たしているだけに、大統領府首席秘書官や閣僚などは公式の回答を出さなければならない。 聯合ニュース「"수출용 진단키트 이름, '독도'로 하자"…국민청원 20만 돌파（「輸出用診断キットの名前『独島』にしよう」…国民請願20万突破）」より一部抜粋
人の不幸に漬け込んだ宣伝戦略とは呆れた話です。
完全な政治利用ですから、救援物資に一言添えるとか、国旗を付けるなどとは次元の違う話です。
ぜひ宣伝すると良いです、韓国が実効支配する際に武力侵攻し、非武装の一般人を殺害、捕虜として十数年間拘束したという事実を。
仮に「独島」の名称で輸出されるようなことがあれば、日本政府はこの事実をもっと大々的に知らせるべきです。「竹島は日本の領土」という話を歴史的な視点から述べるのではなく、如何にして韓国の実効支配下に置かれるようになったのか、その経緯についても。
信じられないかもしれませんが、私は別に韓国を特別嫌っているわけではありません。米国や英国やスペインや中国や…その他多くの国に抱くのと同じで、好きな面も嫌いな面もある外国の一つ、という認識です。
ただ、個人的な好悪の感情はありますから（人間ですもの）好きと嫌い、どちの割合が多いかで言えば…嫌いだなとか嫌だなとか好みじゃないな合わないな、と思うようなことの方が多いのは確かです。
今回の記事のようなもの…これを「アイデア」として受け入れてしまう所が「合わないな」と感じる典型的な事例でして、これが所謂「韓国らしさ」というものだろうと思ってもいます。そういう意味では嫌韓と言われても仕方ないかもしれませんし、嫌韓と言われても気にしません。
