日本帝国主義の象徴物使用制限条例の話

「教育現場から日帝残滓なくそうぜ!」運動の新たな動きとして、京畿道議会の委員会で日本帝国主義を象徴する物の使用を制限する条例案が通過しました。
委員会を通過しただけで本会議で可決されたわけではない(はずな)ので、まだ本決まりではないですが…わざわざ反対する意味を見出す議員は居ないでしょうね。
同様の条例は既にソウル市では施行されています。確か、9月中頃に議決されてからスピード施行だったはずです。


全国毎日新聞の記事からです。短い記事なので全訳です。

キム・キョングン議員「京畿道教育庁、日本帝国主義の象徴物の使用制限条例」常任委通過


京畿道議会の教育企画委員会キム・キョングン議員(共に民主党、南揚州6)が代表発議した「道教育庁、日本帝国主義の象徴物使用制限条例案」が最近の第348回議会定例会で教育企画委員の審議を通過した。

キム議員は「日本は日本の植民地時代の頃、日本帝国主義によって行われた強制徴用、慰安婦など反人倫的犯罪行為のための真の謝罪と賠償は後回しにして、歴史教科書歪曲などの文化的侵奪行為を続けるなど、歴史の前に反省がない態度を見せており、学校などの教育機関旭日旗のような代表的な日本帝国主義の象徴の使用制限に関する法的根拠を設け、学生に日本帝国主義時代に関連する教育を通して正しい歴史意識を鼓吹する条例を提案した」と制定趣旨を明らかにした。

条例案については第4条で道教育庁本庁、直接機関、教育支援庁と道内学級学校など条例の適用を受ける対象について規定した。また、第5条及び第6条では、道の教育庁所属機関と学校で日本帝国主義の象徴物が使用されないようにし、日本帝国主事の象徴物の使用状況などについて実態調査を行うことができる条項を規定した。

特にこの条例では日本帝国主義の象徴物の使用制限諮問委員会を設置することができるように規定し、日本帝国主義の象徴物の判断と使用制限施策の策定などに関し、専門家の助言を受けることが出来るよう専門知識を確保した。

全国毎日新聞「김경근 의원 '경기도교육청 일본 제국주의 상징물 사용 제한 조례' 상임위 통과(キム・キョングン議員「京畿道教育庁、日本帝国主義の象徴の使用制限条例」常任委通過)」より一部抜粋


「鼓吹(こすい/くすい)」とは、あまり日常では使わない気がしますけれども元気付けたり奨励したりすることを意味します。


諮問委員会が「日本帝国主義の象徴物」と規定してしまえばなんでもかんでもターゲットに出来るみたいです。
いや、ホント彼らはいつの時代に生きているのでしょう?自ら好んで精神的にいつまでも「日帝」に囚われているように感じられます。
日帝」なしではアイデンティティを確保出来ない国ですから仕方のないことなのでしょうか?