米大学の韓国史教材に「前払い金を受け取り売春契約」と記述されていた話

「The Making of Korea in East Asia - A Korean History(東アジアにおける韓国の形成:韓国史)」という大学の教材として使用可能な本が昨年12月、アメリカで出版されていたそうです。(実際にどの程度利用されているかは不明)
著者は日系アメリカ人のチズコ・アレンさんという人です。
目次をざっと見てみた所、韓国の起源から始まって新羅、高麗、儒教国家朝鮮、19世紀の韓国、日帝時代の韓国、分断された韓国、1980年から現代と通史になっています。

で、その中に朝鮮の売春婦が「前払い金を受け取って売春契約を結んだ」とする内容が含まれており、更に慰安婦についても同様の募集契約が適用された、とラムザイヤー論文と同様の主張が盛り込まれていたそうです。


聯合ニュースTVの記事からです。

慰安婦、前金契約で身売り」...米教材の波乱


(前略)

昨年12月1日に出版された米国の韓国史大学教材「東アジアにおける韓国の形成:韓国史」です。
日系アメリカ人学者のチズコ・アラン・ハワイ大学博士が執筆した教材で、古朝鮮から21世紀までの韓国の歴史を扱っています。

朝鮮が日本の植民地になった後の状況について「1930年代、朝鮮人売春仲介人は、より大きな利益をあげるために朝鮮人売春婦を満州、日本、中国に送った」と記されています。
特に 「一部の女性は朝鮮人仲介人に騙されたり、拉致されたりしたが、残りは自ら身を売るか、家の借金を返済するために前払い金を受け取り売春するという契約書に署名した」 という主張が含まれています。
そうしながら、日本軍慰安婦に対してもこのような募集方法がそのまま適用されたと主張しました。

慰安婦問題を「売春業者」と「予備売春婦」間の契約行為と規定したマーク・ラムザイヤー・ハーバード大教授の論文のような主張が米国で大学教材として出版されたものです。

(後略)

聯合ニュースTV「"위안부, 선급금 계약에 몸 팔아"…美 교재 논란(「慰安婦、前払い金契約で身売り」...米教材の波乱)」より一部抜粋


以前、元慰安婦の証言を扱ったイ・ウヨンさんのコラムを紹介したことがありますけれど、娘本人が仲介人を探して回った話が出てきます。また、売春婦本人が契約書の存在を「証言」しています。