趙甲濟ドットコムよりバンダービルドさんのコラムから「KBSが反日に陥り、正常な思考回路が壊れたケース」です。
日本政府、軍による「慰安婦強制連行を示す公的資料は無い」が事実です。が、6月末にKBSが単独報道した内容で、「強制連行の公文書無いって言ってたけど『誘拐』として有罪判決出した判決文が残ってた」的なものがありました。(また言ってるよ、と思って私は完スルーしてました)
ウェイトレスとして募集した女性に売春をさせる職業詐欺を働いた民間人に対する判決資料です。もうお分かりと思いますけれど、これは慰安婦の強制連行を証明するどころか、当時日本がこうした行為を「犯罪」と認識していたという逆説資料でしかありません。
KBSが反日に陥り、正常な思考回路が壊れたケース
強制連行が無かったことを示す証拠を持って、むしろこれが強制連行の証拠と言い張る。
2020年5月5日、聯合ニュースは<「アルバイト面接しよう」と青少年を誘い、性的暴行を加えた20代に懲役6年>という題でこのように報じた。
「アルバイト面接をエサに青少年を誘導し、性的暴行を加えた疑いなどで20代が一審懲役6年と罰金30万ウォンの判決を受けた。蔚山地裁刑事11部(パク・ジョヨン部長判事)は5日、児童・青少年の性保護に関する法律違反(強姦などの傷害)の疑いで裁判にかけられたA氏(28・男)に対しこのように判決したと明らかにした。(後略)」
ところで、80年余りの歳月が流れた後(2100年頃)、この件に関連してKBSが次のように報じたと仮定してみよう。
題:<「青少年誘引の公文書ない」と言っていたが...政府、青少年誘引性暴行判決文を保管中>
「80年前の蔚山地方裁判所の判決文です。アルバイト面接で青少年を誘引し、性的暴行を加えたA氏に有罪判決を下した内容です。約80年前に政府レベルで当時の青少年を誘引したということを裏付けるもう一つの証拠です。(後略)」
実際と乖離したデタラメな報道だが驚くべきことにKBSが6月27日<「強制連行の公文書はない」としたが...日本誘拐判決文提出・保管>という題で実際にこうしたデタラメな報道をした。6月27日の記事内容は次の通り。
「1937年3月、私たちの大法院に相当する日本の最高裁判所の判決文です。女性15名に対し『食堂従業員なのだから客を取らない』と騙し、中国上海の海軍慰安所で売春させた民間人10人の有罪が確定しました。慰安婦募集の強制性を認めた『河野談話』を支えるもう一つの証拠です。(後略)」
このような6月27日のKBS報道内容から分かることは、当時の日本は公権力が上手く作動して民生を苦しめている犯罪行為に適切に対処しており、当時の法治はまたよく実現され、検挙された犯罪者に対する有罪の判決が確実に下されたという事実だけだ。つまり、KBSの報道内容は慰安婦募集の強制性を立証するどころか、むしろ当時の日本政府はそのような犯罪を取り締まったという証拠でしかない。
強制連行が無かったことを示す証拠を持って、むしろこれが強制連行の証拠と言い張るKBSは実に情けない。反日に陥ると、このように正常な思考回路が壊れ、基本的な道理の判断する難しくなる。
趙甲濟ドットコム「KBS가 反日에 빠져 정상적 사고회로(思考回路) 망가진 케이스(KBSが反日に陥り、正常な思考回路が壊れたケース)」より
元の聯合ニュースの記事についているコメントにも「強制連行はなかったとする日本政府の立場を裏付ける証拠ではないか」というツッコミは入っていました。
「日本が民間に委託し、慰安婦の強制連行と慰安所運営を庇護したという証拠が必要」というコメントもあり、「強制連行はなかった」という日本側の主張に納得はしていないものの、流石にこれを強制連行の証拠とするには無理があると感じる人は少なくない印象です。