「韓国人たちが信じている自力近代化」の話

DCinside.comからの引用記事になります。
「ㅇㅇ(110.70)」さんの記事で以前紹介した「韓国人にとって反日は宗教である」と多分、同じ人です。

 


DCinside.comへの投稿「韓国人たちが信じている自力近代化」です。

韓国人たちが信じている自力近代化


おバカさんたちは運さえあれば近代化出来たと恥を知らずに騒いでいるが、世の中そんな甘いところではない。大衆の妄想と違い現実はとてもシビアな場所だ。コメディを望むならTV画面でも見ることだ。現実について真面目にうわ言を言うほどおぞましいコメディは無い。

国家主導の近代化は国家のあらゆる財源を投資する大規模な財政活動であり、資本主義行為による財源がなければ、例え能力に溢れた人物たちが政権をとり、何かを喚いたとしても目標を達成することは出来ない。あなたがロトに当選したとしても大手企業である財閥トップになれないことと同じ理屈だ。まして現実では近代化のための大きな資本が点から落ちてくるわけではない。この世にキリスト教の紙が授けてくれるマナ(manna*1)はない。

小農社会を扱った教授や東アジア経済を扱った中村哲の著書など、各国の財政規模の違いを比較するデータは、なぜ日本が近代化し、韓国が出来なかったのかという良い基準になってくれる。理由は簡単だ。朝鮮は日本の一介の藩にも劣る田舎の村レベルであったこと。

小農社会の成立については違いはないと弁明可能だが、資本主義発展の前段階となる前近代商品経済の発達と村落に対する公権力の信頼性は比較さえ恥ずかしいレベルだった。単純に人口比較では日本は朝鮮の2〜3倍程度であるにも関わらず、財政規模はその倍で、ひいては清、後になってロシアとも競えたのが日本の経済潜在力だった。

データを引用すると、明治維新直後の日本の歳入は1255万石であったのに対し、朝鮮は96万石で朝鮮は日本の総歳入の13分の1であり、少しでも自尊心というものが有れば比較することから恥ずかしいというのが当時の状況であった。自称大中華の中国も、自ら達成すべき経済目標に比べ領土と人口が多いだけで歳入は約千万石で日本よりも劣っていた。

日本は明治維新当時、既に財政規模で朝鮮はもちろん清までも圧倒しており、これらの財政により社会間接資本への投資に集中でき、それによる迅速な産業発展により1900年頃にはロシアと競える力を持つようになった。さらに持続的に発展した日本と違い朝鮮は停滞している状況なので露日戦争の時期になると勝負にすらならなかったことは示唆するところが大きい。

これは国内の大衆メディアや中国の大衆メディアがドラマや自称歴史チャンネルで煽動しているのとは異なり、当時の中華圏の行政は悲惨などんぶり勘定であり、行政に対する信頼性などは底辺だったことを後世に教えてくれている。そのため中華圏が前近代王朝を指して誇る中央集権は虚構であり、中華圏の権力構造はヨーロッパの中央集権化のような結果、すなわち資本主義を導き出すことが出来なかった。

すでに江戸幕府時代に大阪の米市場を中心として全国的な市場経済システムを構築して発展し、経済的意味での中央集権、つまり資本主義を築き上げていた日本と違い、清と朝鮮は食べてそのまま消費する水準から抜け出せなかった。資本主義どころか、私有財産の保障すら出来ない堕落した中華圏の実体で中央集権を論じることは人類の歴史に対する冒涜である。

朝鮮より条件が良い清国でも近代化に失敗したのは、すでにこの時期に清の財政と行政力が自国の領土に比べて遅れを取っており、全国的な改革が不可能な状況だったからだ。

人によってはこのような言葉が漠然と聞こえるだろうし、不愉快な思いもするだろう。しかし現実には誰にでもより簡単に直接的に現実を直視できる結果物が存在する(軍備)。

清日戦争当時、日本陸軍の動員可能兵力は12万で全て西洋式に訓練されていた。また、陸軍は歩兵を主力に火器すら混用される雑多な朝鮮と中国に比べ、1884年に村田經芳砲兵中佐によって改良された村田小銃で武装し、海軍は連射砲を装備した基本28隻の軍艦で5万7千トンを超えていた。朝鮮が滅びるまでこれと比較すること事態が不可能だった。

清日戦争の当時だけではない。露日戦争時、日本軍の兵力は30万、最大動員兵力は50万に達した。海軍も大きく拡張し、日本は露日戦争前に建造計画(六六艦隊計画)を立てたが、1896年から1905年にかけての10年で三笠、初瀬、朝日の戦艦3隻、一等巡洋艦、二等巡洋艦を9隻、三等巡洋艦を3隻以上、駆逐艦15隻以上、またその他の水雷艇数十隻など、これにかかった費用は2億円を超え、これらの戦艦だけでも清日戦争に消費した軍費に匹敵する規模だった。軍艦の建造と購入、小銃と弾薬の生産能力は日本が成し遂げた近代化のせいかと言える。

では朝鮮はこの時、何をしたのか、国防に力を入れる、と言っていた。

(中略)

南下するロシアと相対する兵力どころか、近代化に失敗した清と戦って独立を維持する力さえなかったのが朝鮮の能力だった。朝鮮は近代化が出来た?それでは前述した日本軍の軍事力を朝鮮が持つことが出来たと証明しなければならない。清と戦って勝利する力があったことを立証しなくてはならない。当然、現実にはそんなものはなく、実際の現実は中古の船一つ買っておいて満足するのが朝鮮の現実であり、地方で起きた農民反乱さえ防げなかった、そんな朝鮮だったから他国に戦場だけを提供する立場であり、そうして滅びたのだ。ボロボロの船一隻を見て自主国防を妄想し、護符を燃やした灰の水で弾丸を防ぐという呆れた扇動に騙され、竹槍を持って突進する無知蒙昧の田舎者たちも防ぐことが出来なかった国が近代化だとはコメディを望むのか、それとも歴史を望むのか?

日本も近代化が楽だったわけではない、上から下まで地を絞り出すような苦痛だったし、国家の命運をかけた露日戦争も見かけ通り順調ではなかった。露日戦争の一度の戦闘だけで小銃220万発以上、砲弾約3万5千発を消耗し、各部隊は常に砲弾不足に苦しみ、いくら現地の軍隊が本国に弾薬の補給を求めても日本本国の工業力はヨーロッパに比べて不足し軍隊が必要とする弾薬を生産することは出来なかった。非ヨーロッパ圏地域で最も優れた事例である日本も近代に必要とする工業能力は際どい水準であったのである。

ところで、どの運を主張して近代化が容易に出来たかのように騒ぎ立てるのは、一体何をしているのだろうか?これらは資本、技術力、製造業を運と同一視する狂ったものだ。運があれば30万人の近代式兵力と兵器を製造し補給する工業力、数万トンの戦艦が生まれるのか?

朝鮮の自立近代化どころか、清の鑑賞から逃れることさえ清日戦争の結果物だったのに何の近代化か?
現実を見くびるのにも程がある。
無識であれば勇敢だと言う。実に正しい話だ。



DCinside.com「한국인들이 믿고있는 자력근대화(韓国人が信じている自力近代化)」より

自立近代化が出来たかどうかはともかくとして、人の話にもう少し耳を傾ける謙虚さがあれば独立は維持できたのでは?と思わなくはありません。



*1:命のパン。