【バンダーさん】「『火の輪』と『亡国の輪』」の話

趙甲濟ドットコムよりバンダービルドさんのコラムから「『火の輪』と『亡国の輪』」です。
2016年8月23日に書かれたものです。それから約5年半が過ぎました。当時と何か変わったでしょうか?
※バンダーさん(バンダービルトさん/ファンドビルダーさん)は昨年9月12日以降コラムを書かれていません。今回ご紹介するものは当ブログでまだ紹介していなかった頃の記事になります。

 



「火の輪」と「亡国の輪」

韓国社会が直面した最大の矛盾は、水と油の「親北左派」と「Non親北左派」が互いに「反日」という時代錯誤的な土台を媒介に一つになり、韓国を退行的な方向に向かわせることにある。


¶火の輪(Ring of Fire)
地震、火山活動が活発に発生する環太平洋地域を言う。<東南アジア - 台湾 - 日本 - ロシア・カムチャッカ - アラスカ - 米国西部海岸 - 南米海岸 - ニュージーランド>沿岸地域を繋ぐ輪のようだ。世界火山の75%、地震の80〜90%が「火の輪」地域で発生する。

同様に「亡国の輪」というものを定義してみるとこうだ。

¶亡国の輪(Ring of National ruin)
韓国内の葛藤、対立、安保混乱など諸問題を引き起こす矛盾構造を言う。<親北左派 - 反日 - Non親北左派 - 反日 - 親北左派 - 反日 - Non親北左派...>を結ぶ輪の形である。韓国内の社会混乱の75%、安保危機の80〜90%が「亡国の輪」のために発生する。

大韓民国が標榜する理念(イデオロギー)は「自由民主主義」であるが、一部の構成員が「親北左派理念」を追求しているということは否定できない現実である。大韓民国はこれら時代錯誤的妄想で、例えばそれなりの事件、事故が生じただけでも後遺症をひどく患う状態だ。
回復が遅いのは基本で、あらゆる混乱と葛藤、反目の過程も例外なく経なければならない。大韓民国が些細な衝撃にも関わらず、いきなり倒れて横になったまま時間を過ごす「自己破壊的な消耗国家」の様相を見せ始めたのも親北左派のためだ。

同じ事件、事故でも普通の他の国なら淡々と日常に戻るが、韓国は大抵の事件は「永遠に面倒を見なければならない荷物」になってしまう。時間が経つにつれて「永遠に面倒を見なければならない荷物」は自然と増えていき、結局、大韓民国は「過去の荷物」を気にし、未来を疎かにせざるを得ない不思議な国になりつつある。国の力量は「荷物」の管理に荷重に投入(浪費)される。(補償、賠償、慰労金、各種行事、人材支援など)

ところで、このような問題がなぜ発生するのか、根本的な原因はいくつかあるが、その中の代表的な原因として「Non親北左派」という多数の構成員の付和雷同が存在していることが分かる。韓国内の親北左派は少数だが、韓国社会全体は彼らが意図する方向に動く面が強い。各種事件、事故、政治形態などを通じてこのような現象はすでに立証された。

親北左派という少数が韓国社会全体を牛耳る秘策は韓国社会に一種の「亡国論」のようなものが働いているからだと考えられる。水と油の関係にある韓国国内の「親北左派」と「Non親北左派」が互いに一つになるよう連結する核心的な輪がまさに「反日」だ。
反日」は到底可能ではななさそうな「親北左派」と「Non親北左派(大部分が右派)」を互いにつなぎ合わせる触媒の役割をするわけだ。

親北左派 - 反日 - Non親北左派 - 反日...>という「亡国の輪」がもたらす跛行や敗着は韓国内で既に持病になってしまった。慢性病になったのだ。間違いなく重病の段階に来ているが慢性のため自覚がないだけだ。

「亡国の輪」が作動した数多くの事例としては2014年のムン・チャンドク氏の総理指名後の展開を挙げることができる。大多数の人々(Non親北左派)が当時少数の親北左派が投げかけた「ムン・チャンドク親日派!」という烙印に応えて理性を失い親北左派が望む方向に動いた。むしろ独立運動家の子孫とされるムン氏が非難を受けて社会的に抹殺されるという珍しいことも、結局は韓国内で作動する「亡国の輪」のためだ。

最近では建国記念日の件でまた親北左派でもない大多数の人たち(Non親北左派)が、親北左派が巧みに追い込もうとする「8月15日、親日派!」という主張に付和雷同し、呼応する兆しを見せているようだ。残念なことだ。

今日、韓国社会が直面している最大の矛盾は水と油である「親北左派」と「Non親北左派」が互いに「親日」という時代錯誤的な虚像を媒介として一つになり、大韓民国を対抗する方向性に追い込もうとしするところにある。悪意的少数(親北左派)が魂のない多数(Non親北左派)を唆す亡国のアンサンブルであるわけだ。

大韓民国は現在「亡国の輪」の中でも中心的な輪にあたる反日に足を引っ張られ未来に進むことが出来ないまま、日々足踏み状態だ。親北左派に対する直接的な撲滅も重要だが、彼らの最大の武器である核心の輪(反日)を即時取り除き、大韓民国を蝕む「亡国の輪」自体を解体することが大韓民国の未来のためには急務である。



趙甲濟ドットコム「'불(火)의 고리'와, '亡國의 고리'(「火の輪」と「亡国の輪」)」より

書かれたのは「ろうそくデモ」の前です。当時と今と何か変わったでしょうか?

 

右も左も「反日」で一つになるというのはその通りだと思います。
ですが、バンダーさんの書き方だと「親北左派」は「自覚のある悪」で「Non親北左派」は言葉巧みに操られているだけの「無自覚な子羊(洗脳被害者)」みたいな印象があるんですよね〜。なんかそこは違和感です。

「自己破壊的な消耗国家」というのは朝鮮の頃のイメージとも重なるんですよ。でもそのころは「親北左派」なんてありませんでしたから、親北左派のせいに見えるのは表面的なものな気がします。