久々にバンダーさんのコラムです。書かれたのは2018年11月4日ですが4月19日に再アップされていました。内容は元駐韓大使の武藤さんが出された本「韓国人に生まれなくてよかった」に関するものです。
ムンさんの任期切れが迫る中でこのコラムを再度アップするということは、武藤さんが本の中で指摘したことが的を得ていたということでしょう。
趙甲濟ドットコムよりバンダービルドさんのコラムから「韓国人に生まれなくてよかった?」です。
韓国人に生まれなくてよかった?
<韓国人に生まれなくてよかった>は本に出てくる内容だ。
「私が会ったムン大統領は北韓に対することしか頭の中に無かった」
知韓派日本人「武藤正敏(70歳)」が書いた<韓国人に生まれなくてよかった>という本は2017年6月1日に出版された。今から一年半前だ。武藤氏は韓国に12年居住した。2010年あら2年間、日本大使を歴任し韓国語にも長けている。武藤氏の本が市中に正式に出版される3日前、東亜日報は「韓国人に生まれなくてよかった」武藤前大使、嫌韓書籍の出版をめぐる論争というタイトルで記事を掲載した。記事は、数日後に出る武藤氏の本の内容が議論になると報じた。
当時、東亜日報だけでなく、その他のメディアはこのような「武藤氏の本」に対してかなりの拒否感を示し、「嫌韓書籍」と烙印を押した。しかし、出版時点から1年が経過した今になって振り返ってみると、武藤氏の主張(本の内容)は、まさに今韓国が直面している状況で特に示唆するところが大きい。正式出版3日前の2017年5月28日付の東亜日報の記事にはこのように記されている。
代表的な「知韓派外交官」に挙げられていた武藤正敏(69)元駐韓日本大使が「韓国人に生まれなくてよかった」というタイトルの本を出版した。元外交官が「嫌韓書籍」に分類される本を出したのは異例のことで、議論が予想される。
出版社によると、武藤元大使は来月1日付で出版される同書でムン・ジェイン大統領を「最悪の大統領」とし「北韓危機の時期に韓国人は親北反日の文在寅大統領を選択してしまった」と書いた。また「私が会った文大統領は北韓に対することしか頭の中になかった」と付け加えた。
また「経済政策をよく知らないポピュリストの彼(ムン大統領)は、ばら撒き政策で支持を得ようとするだろうが、これは失敗するだろう。そうなれば次回は必ず露骨な反日政策を主張する」とし「その時、日本は毅然として対処しなければならない」と主張した。
彼は朴槿恵前大統領の弾劾と今回の政権交代について、「理性より感情で動く(韓国人の)悪い面が出た」と指摘し、「日米の外圧が韓国をさらに窮地に追い込むだろう」と予想した。(後略)>>
記事の内容を見ると、まさにこの瞬間、韓国が置かれている現実を、1年半前の武藤氏はしっかりと指摘したことになる。
¶「経済政策をよく知らないポピュリストの彼(ムン大統領)は人気取り政策で支持を得ようとするが、これは失敗するだろう。そうなれば、次回は必ず露骨な反日政策を主張する」
→この部分は特に「ピンセット」水準だ。
¶「私が会ったムン大統領は北韓に対することしか頭の中になかった」
→ますます現実の中で証明される部分だ。
当時の日本人の立場(「武藤」)でも、ムン・ジェイン大統領の統治スタイルと能力について相当な懸念を抱かざるをえなかったし、それでハラハラしていたようだ。ムン・ジェイン政権の一本気度はますますひどくなるようだ。経済、外交、安保など様々な分野で毎日起こる各種の「警告音」を無視して頑固一徹だ。
良薬は口に苦しという事実を肝に銘じなければならない。気分が悪く不都合だという理由で耳を傾けるべきメッセージや助言を拒否する現象は、古今東西諸国が見せた「亡国へ向かう共通の行動パターン」だった。残念ながら、今のムン・ジェイン政権がまさにこのような行動パターンを見せてくれている。
[ 2018-11-04, 20:23 ]
趙甲濟ドットコム「韓國人으로 태어나지 않아 좋았다?(韓国人に生まれなくてよかった?)」より一部抜粋
武藤さんの分析通りであれば、次期ユン政権は「露骨な反日政策」を主張することになるわけですが...。
今の所、口では関係改善を主張していますけれども具体的に何をどうするという話は聞こえてきません。日韓関係を「改善」するにしても、ムン政権前に戻すにしても、基本となるのは日韓基本条約ですから徴用訴訟を棚上げしてどうこうできるとも思えません。かと言って、得票差ギリギリで勝ったユンさんに大法院判決をどうこうできるとも思えません。
始まる前から手詰まり感がスゴイですね。自分で自分の退路を塞いでおいて、相手に「あなたが譲るしかないんです」と迫るのが韓国の交渉術なんでしょうか?