韓国拉致被害者家族、日本の家族会をヒントに駐韓米国大使代理への面談を要請した話

韓国の拉致被害者家族会が駐韓米国大使代理への面談を求めています。日本に着任した駐日米国大使のエマニュエルさんと日本の拉致被害者家族が面談したことをヒントにしたらしいです。

 



ニュースタウンの記事からです。

拉致被害者の送還、積極的な関心を呼びかける」


KAL旅客機ハイジャック被害者家族会のファン・インチョル代表が、クリストファー・デル・コソ在韓米国大使代理に面談を要請する手紙を送ったと、自由アジア放送が1日に伝えた。
ファン代表の法律代理人であるキム・ギユン弁護士は3月31日、在韓米国大使館へのメールで、手紙のスキャンを送信したと明らかにした。

さらに、西海*1上で北韓軍に殺○された公務員の実兄のイ・レジン氏も直接デル・コソ対し代理の政治補佐官に会い、ファン代表の手紙を伝えたと明らかにした。

キム弁護士は「先月14日、ラーム・エマニュエル駐日米国大使が日本人拉致被害者家族に会って問題解決のために努力すると明らかにしたのを見て面談要請を考えた」と話した。

(中略)

ファン・インチョル代表は、デル・コソ大使代理との会談が拉致被害者の送還を実現する契機になることを望んだ。
ファン代表はまた、ユン・ソクヨル政府が前政府と違い大韓航空旅客機ハイジャック事件問題に積極的に乗り出すことを期待した。

(中略)

北韓は1962年12月11日、江陵を経ち金浦空港へ向かう大韓航空旅客機をハイジャックし、翌年1970年2月に拉致した韓国国民50名のうち39名だけを送還した。
ファン代表の父親のファン・ウォン氏をはじめ、11名の韓国国民が依然として北韓に残っている状態だ。

(後略)



ニュースタウン「“납북 피해자 송환, 적극 관심 호소”(「拉致被害者の送還、積極的な関心を呼びかける」)」より一部抜粋

今回の引用元であるニュースタウンは初めてのところだと思います。保守系のインターネット新聞ですけれど、韓国ネットでは「極右性向」と位置づけられています。
報道内容はともかくとして、会社概要に書かれている内容は新興宗教の教義みたいで正直ちょっと気持ち悪...引きます。

 

それはともかく。
日本での拉致は誘拐という形だったため、認知されるまでに随分時間を無駄にしました。
しかし、韓国での拉致はハイジャック。明らかな形で行われました。ですが社会的関心はそれほど高くありません。 徴用や慰安婦で「人権問題」と大騒ぎするのに、拉致問題は全くニュースにならないことからも分かるかと思います。

歴史の共同研究より、こっちの方を共同であたるほうが何万倍も有意義です。

*1:黄海のこと。