「慰安婦は普遍的人権問題」と主張する韓国、北朝鮮人権決議案への立場は「未定」という話

米国が国連人権委員理事会のオンライン会合で北朝鮮に対する人権決議を促しました。
前日、日本に対して「慰安婦は普遍的人権問題」と強気(?)だった韓国さんですが北朝鮮絡みとなると腰が引けているようで、決議案への立場は「未定」だそうです。


YTNから関連記事を2本紹介します。

米、北韓人権決議の支持求める...「北は脅威国家」


(前略)

トニー・ブリンケン国務長官が次期人権理事会の理事国に選出されるよう努力すると明らかにしました。
そして加盟国に支持を要請しました。
特に北韓とシリアで続けられている人権侵害を扱う決議案を人権理事会が支持するように求めました。
通常、毎年3月に上程されている北韓人権決議案を念頭に置いたものです。

[トニー・ブリンケン米国務長官:シリアと北韓で続く人権心が、過去の残虐行為に対するスリランカの責任不足、南スーダン事態の追加調査の必要性などを含め、全世界の関心事案を扱う決議案を人権理事会が今会期で支持することを促します]

(中略)

このような中、人事聴聞会に出席したウィリアム・バーンズ米中央情報局指名者は北韓を「脅威国家」と名指ししました。
国際情勢がますます複雑で競争的に変化する中で、挑発的な北韓はお馴染みの脅威だと話しました。

ウィリアム・バーンズ米国中央情報局(CIA)指名者:テロと核拡散から攻撃的なロシア、挑発的な北韓、敵対的なイランまでお馴染みの脅威が引き続き世の中にあります。]

北韓に対するバイデン政府の見解は、このような官僚たちの事案別の言及を通じて具体化しています。
バイデン政府は人権と挑発などの特定事項に対して積極的に対応するという意思を明確にしたわけです。

(後略)

YTN「美, 북한 인권결의 지지 촉구..."北은 위협 국가"(米、北韓人権決議の支持求める...「北は脅威国家」)」より一部抜粋



外交部「北韓人権決議案、立場未定...国際社会と疎通」


外交部は来月、国連人権理事会に上程される予定の北韓人権決議案に対する政府の立場が最終的に決まっていないと明らかにした。

チェ・ヨンサム外交部報道官は決議案に対する立場を問う質問に対し、米国など国際社会との必要な疎通を続けたい、と答えた。
チェ報道官は、政府がこれまで国際社会と協力して北韓住民の実質的人権増進のために努力してきており、北韓の人道的事案に対して関心を持っている、と付け加えた。

(後略)

YTN「외교부 "北 인권결의안 입장 미정...국제사회와 소통"(外交部「北韓人権決議案、立場未定...国際社会と疎通」)」より一部抜粋


国際社会との必要な疎通、というのは何を指しているのでしょう?
圧迫は逆効果だ、と説得するということでしょうか?

慰安婦は普遍的人権問題と主張するのに、北朝鮮による拉致(韓国人にも拉致被害者がいます)は人権問題として声を上げない...不思議です。