韓国ダイソー会長「ブランド名がこのように長い間、足を引っ張るとは」...今更名称変更を後悔している様子の話

韓国にも「ダイソー」という均一ショップがありますが、確かNo Japanが盛況な時に「うちは韓国企業です」アピールをしていたかと思います。
過去には聯合ニュースが「ダイソー韓国進出12年目で~」と、完全に日本企業扱いしていましたけどね。大創産業の出している資料に出ている韓国店舗は韓国の「ダイソー」のことだろうと思うんですけどね。

とにかく、「別企業だ」と言い張る韓国のダイソーさん。じゃ、なんで「ダイソー」なのか。元々はアソン産業という社名で日本のダイソーから一部商品を仕入れていたそうです。「ならば」とダイソー大創産業)が「投資」したのだそうです。それを受けて社名を変えたと。(記事曰く
「投資」というのは記事の表現を借りています。別に配当金が出ているわけではないようです。ただ「ダイソー」のネームバリューとブランド価値には大きなプラスになるはずです。「100円均一=ダイソー」のイメージ戦略のための「宣伝費」としての「投資」だったんじゃないでしょうか?

それで本題(?)なんですが、韓国ダイソーの会長が回顧録を出したそうで、恐らくその宣伝記事なんですけど、その中で「ダイソー」と名前を変えたことに言及し、日本企業と誤解されることになり、後悔しているそうです。

 



マネートゥデイの記事からです。

ダイソーに名前を変えて誤解」...「3兆神話」韓国企業会長の回顧


全国1500店舗を訪れる1日平均消費者は100万人、1時間ごとに販売される商品は42万個に達するが、大多数の製品価格は1000ウォン。年間売上高が3兆ウォンに迫る均一価格生活用品店ダイソーの話だ。パク・チョンブ・ダイソー会長が1988年当時、45歳で初めて個人事業で参入し、今年で35年ぶりに成し遂げた成果だ。

(中略 ※会長の経営哲学についてなど)

ダイソーは事業初期から策定した均一価格政策を固守した。大多数の製品は1000ウォンであり、最高価格が5000ウォンを超えない。価格単位は△500ウォン△1000ウォン△1500ウォン△2000ウォン△3000ウォン△5000ウォンの6種類だ。

(中略)

ダイソーに変えた性急な判断、今からでも変えるべきか?」

日本企業という認識についても言及された。パク会長が運営してきた会社、アソン産業は日本の投資会社である大創*1産業の日本語発音「ダイソー」を代表ブランドとして使い、日本不買運動反日感情が生じる度に苦境に立たされた。ダイソーの前身である均一価格販売店のアスコイブンプラザ*2が100号店を突破した時、日本の大創産業に4億円(当時で39億ウォン)の投資を受けた。投資後、大創産業の日本語発音「ダイソー」にブランド名を変えた。
パク会長は「今考えてみると(名前を)ダイソーに突然変更したのは性急な判断だったようだ」として「ブランド名がこのように長い間、私たちの足を引っ張ることになるとは思わなかった」と話した。

(中略)

現在、ダイソー筆頭株主は持ち分50%を保有している国際流通会社アソンHMP(株)で、大創産業は34%を保有する2大株主だ。持ち株会社であるアソンがアソンHMPの持ち分100%を保有している。

(後略)



マネートゥデイ「"다이소 이름 바꿨다가 오해"…'3조 신화' 토종기업 회장의 회고(「ダイソーに名前を変えて誤解」...「3兆神話」韓国企業会長の回顧)」より一部抜粋

「ブランド名が足を引っ張ることになるとは」...ですか。100店舗だったのが1500店舗に増加したのも足を引っ張られながらだったんですか。そうですか。

頭の部分で「(記事曰く)」を付けたのは、他にも「ダイソー」の名前の使用許可として「(日本の)ダイソーに商品を納入すること」を条件に使用が認められた、という話もあります。
これ、多分どっちも事実なんだろうと思います。相互に商品の納入があり、相互に「ダイソー」の名前使用のメリットがあったんだろうと思います。
日本側のメリットは前述した通りです。2001年ってちょうどダイソーが海外進出し始めたころです。
韓国側のメリットは「ダイソー」の皮が被れること。2000年代初期は日韓W杯とか韓流ブームとかで日韓関係上手くいきそうな「雰囲気」だった時期ですよね。海外進出を始めていた「ダイソー」に擬態できて、その上4億円の投資金が入ってくる...かなりオイシイ話です。

20年前に100店舗だったのが1500店舗(年間約70店舗、月平均5~6店舗)に増え、3兆ウォン企業に成長し、その挙句が「名前変えなきゃ良かった」ですか。そうですか。
「得」をした部分があっても相手が日本である以上認めてはならず、「損」をした部分だけにフォーカスしなくちゃいけないお決まりのムーブですね。


で、最後に「大創産業は親会社じゃない」をアピールするために持ち分34%と暴露してしまっていますが、株主総会で特別決議を単独で阻止できます。
あとは大創産業が経営に関与しているかどうかですが、ここが分かりません。関与しているからダイソーの資料に韓国店舗数が載っているのかも?



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「日本の金で投資を受けて名前通りに書けば日本企業だよ!」(共感983 非共感33)

「まるで韓国国民が愚かでダイソーに対して不買運動をしたと追い詰める。
 とんでもない詭弁だ!!
 クーパンが事業の途中で日本ソフトバンク孫正義)にほぼ4兆ウォンの投資を受けたと。
 クーパンが社名をソフトベン*3と変えたか?!!
 日本の極右企業ダイソーから投資を受け、社名をダイソーに変えたのはそれだけ創業主が親日的人間だという傍証だよ..ww
 それに、日本極右企業ダイソーが韓国ダイソーの2大株主で現在も34%の持ち分があれば、韓国で稼いだお金の30%は日本の極右ダイソーのポケットに入るんだよね..ww
 戦争国家宣言した日本。
 No Japan!!」(共感779 非共感22)
 
ダイソーは町の小さな店をすべて潰した。
 金物店、文具店、小売店、雑貨店などなどの零細商人たちを没落させた」(共感763 非共感128)
 
「出発がどうであれ日本資本がけん引車の役割を果たして成長したなら日本企業ではないか?
 日の丸デザインを応用したロゴはなに?」(共感538 非共感45)
 

ダイソーが極右企業なんて初耳なんですが...。



*1:原文「대창(テチャン)」

*2:ASCOEVEN PLAZA

*3:多分、「ク」は脱字。