イ・ジェミョン「5年の政権がむやみに免罪符」との批判の話

野党共に民主党代表のイ・ジェミョンさんが徴用訴訟解決案についての批判文をFacebookに掲載しました。
曰く「5年の政権がむやみに日本に免罪符を渡してはいけない」と。
「免罪符」云々はともかくとして、「5年の政権」という表現に「限りある政権」とのニュアンスが感じられます。とすると、「限りある政権がむやみに外交決定を下してはならない」とも受け取れます。
相手が「日本」だから、ということを考慮しても、こうした考えが基盤にある相手と「国と国との約束」が果たして可能でしょうか?

 



イーデイリーの記事からです。

イ・ジェミョン「5年の政権がむやみに日本に免罪符...妄動を座視しない」


(前略)

イ代表は8日、フェイスブックを通じて「ユン・ソンニョル政権は歴史と正義の前進に逆らって日本の戦争犯罪に免罪符を与えた」としてこのように強調した。

(中略)

続けて「最も苦痛を受ける人々の叫びが皆の常識になるとき、世の中は一歩ずつ進む」とし「一日10時間労働から参政権保証まで115年前に『パンとバラをくれ』と叫んだ女性労働者の要求は今見れば当然だが、当時はあまりにも切迫した要求だった」と話した。

イ代表は「日本の戦争犯罪に警鐘を鳴らした慰安婦お婆さんたち、強制動員被害者の方々の方々の叫びも違わなかった」とし「沈黙を破った勇気が歴史を変える真実として生まれ、反人権的な犯罪を根絶しなければならないという国際的合意で一歩一歩進むことができた」と話した。

それとともに「115年前の女性労働者の叫びが『同等の人間として扱ってほしい』という尊厳の絶叫だったように、強制動員問題は普遍的な人権と直結した問題」とし「したがって一層普遍的価値に基づいて解決しなければならない」と力説した。

(後略)



イーデイリー「이재명 "5년짜리 정권이 함부로 日에 면죄부…망동 좌시 않을 것"(イ・ジェミョン「5年の政権がむやみに日本に免罪符...妄動を座視しない」)」より一部抜粋

「事実」は一つ。それをどのように解釈するかで「真実」は見た人の数だけ可能性として存在します。
そうすると「歴史を変える真実」とは言いえて妙ですね。
「事実」は(徴用かどうかはさておき)「日本企業で働いた半島出身労働者」でしかありません。それを「半島は日本の植民地だった」「半島は日本に搾取されていた」「当時の韓国(朝鮮)人は誰も望んでいなかった」という前提で解釈すると「強制的に日本企業で働かされた」となり、彼らなりの「(そうあるべき)真実」になるわけです。

イさんは「普遍的価値」だとか「普遍的人権」と力説されていますけれど、先日お伝えした「韓国軍による北朝鮮人拉致」のように「都合の悪いこと」には近づきません。分かりやすくダブルスタンダード



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「前科者よ...監獄に行って...国のことを心配せよ...ここはあんたの居場所ではない。刑務所で終身刑があんたの居場所」(共感202 非共感91)

「現政権の決断を尊重します。歴代大統領が解決できなかった日帝強制徴用被害賠償など、対日問題を子々孫々いつまで引っ張っていかなければならないということなのか、イ・ジェミョンなど左派の人々の主張の本音が気になります。外交は体面より国際情勢による安保と実利の方が重要だと思います」(共感181 非共感88)

「その通りです。5年者があえて国を売ろうとするユン・ワンヨン*1、お前は歴史に大きく記録されるやつだ。与党は本当に何をしているのか。2人とも情けない」(共感82 非共感21)

「政治的なことはさておき、これは本当に違うよ。難しければ次の政権に渡して...独島は日本の領土だというのに、何が未来志向的なの...どこの国の大統領なの?」(共感49 非共感3)

「弁護士代理を立てて国際司法機関に訴えろ。厳しいところで親日だからと反日扇動せず国際法上の合意事項で全て終わったことを韓国法で覆して再び出せ?お前みたいなのに与えるか。相手国にも規則と法があるのに威張って遊ぶのか。頭が悪いねw*2」(共感70 非共感35)



*1:ユン・ソンニョルと旧韓末の政治家・李完用(イ・ワンヨン)の造語。

*2:原文「붕어대가리네」正しくは分かち書きで「붕어 대가리네」となるはず。「붕 」はフナのこと。頭が悪い魚とされている。