IAEA事務総長、聯合ニュースとのインタビューで「報告書に日本偏向は無い」と断言した話

訪韓したIEAE事務総長のグロッシーさんが聯合ニュースとのインタビューを行いました。

グロッシーさんは韓国入りの際、空港でデモ遭遇し2時間足止めされたそうです。その件については「韓国は民主国家であり、当然人々はデモをする権利がある」と理解を示しています。

訪韓中のスケジュールはまだ調整中とのことですが、外交部長官、原子力安全委員長、共に民主党関係者との面談は決まっているようです。

また、先日掲載されたロイターとのインタビュー記事でグロッシーさんが報告書について「専門家間に異見があったことを示唆」したという件については「なんのことか分からない」ようです。少なくとも報告書に参加した専門家間には「意見は無かった」と断固としています。
後半に恐らく元であるロイターの記事のリンクを載せていますので、興味があれば読んでみてください。

 



聯合ニュースの記事からです。

IAEA事務総長「報告書、専門家の異見は無かった...日本偏向ではない」


(前略)

訪韓中のグロッシー事務総長は8日、ソウルのあるホテルで行われた聯合ニュースとのインタビューで内部異見があったと自身が話したというロイターの報道と関連して「誤解があるようだ。(報告書に参加した)どの専門家もその内容に同意しないと私に言わなかった」とし、このように述べた。

彼は「今回の報告書はIAEAの最終的で総合的な報告書」とし「ある専門家が異なる意見を持ったと報道されたのを見たが、それがどういう意味なのか全く分からない。明確に言えるのは、この報告書は規則と基準に則って作成されたということだ」と付け加えた。

(中略)

また、IAEAの報告書が日本の要請で作成され偏向しているのではないか、という一部の見方には「報告書は全く日本に偏向しているわけではなく、IAEAが行ったことも日本のためではない」とし「日本は自分たちの処理手続きが国際安全規範に合うかどうかを調査して欲しいとIAEAに要請したものであり、これはむしろ良い先例になり得る」と述べた。

(中略)

福島原発で確保した2次、3次サンプルを分析する前に最終報告書が出たことと関連しては「放流計画を評価するためにすべてのコンテナを調査する必要は無い」とし「調査するのは何が海に放流されるのかということであり、放流計画を評価するのに必要なサンプルだけを分析すればいい」と説明した。

彼は多核種除去設備(ALPS)でろ過されない三重水素を海水で希釈し濃度を下げて放流するという日本の計画に対する一部の憂慮に対して「希釈を通じて濃度を下げて放流する方式は特別なことではない」とし「韓国、中国、米国、フランスが皆行う方式」と話した。

(後略)



聯合ニュース「IAEA사무총장 "보고서, 전문가 이견 없었다…일본 편향 아냐"(IAEA事務総長「報告書、専門家の異見は無かった...日本偏向ではない」)」より一部抜粋

最終報告書についてちゃんと話されてます。太字にした部分です。この趣旨で作成された最終報告書に「安全」とか「危険」とか書かれていたら、その方がオカシイですよね。

専門家に異見があったとするロイターの記事は多分コレのことです。
「Sakura Murakami」と「John Geddie」の連名記事で「独占」となっています。タイトルは「IAEAグロッシー事務総長は福島報告書で専門家間の異見を示唆」。
この記事の中に次のような記載があります。

The head of the U.N.'s nuclear watchdog said on Friday he had heard that one or two experts behind its report greenlighting Japan's release of treated radioactive water from the crippled Fukushima plant may have had concerns.

"There have been some ideas to the effect that one or two experts would have been against (the report),"

(国連原子力監査団のトップは金曜日、日本の福島原発からの放射性処理水の放出に賛成した報告書の背後に、1人か2人の専門家が懸念を抱いていた可能性があると聞いたと述べた。

「1人か2人の専門家なら(報告書に)反対しただろう、という趣旨の意見もあった」)



これがどういう意味なのか、ロイターの記事を読んでも分かりませんでした。
インタビューを受けた当人で、発言したはずのグロッシーさんも「よく分からん」ようです。
記事の構成が「中国の強い反発」をメインに扱っているので、その踏み台として都合よく使ったような印象があります。記事は2名の連名ですが、中国での追加取材、編集などにさらに数名関わっています。

ロイターの記事を読んで一つ分かったことは、グロッシーさんはちゃんと計画への批判には「特定の政治的意図」があることを把握しているということです。巻き込んでしまう形になって、なんか申し訳なくなってしまう...。


記事へのコメントは337件。反応は「良い情報:8 興味深い:1 非常に共感:172 良い分析:1 続報期待:21」です。

「左派たちはどんな科学証明をしても信じない。すでに頭が壊れているから。みんなが知っている事実www」(共感425 非共感209)

「核廃水...北韓の方がもっと深刻だというじゃない…民主党よ...国民の安全?ふざけてるね」(共感192 非共感91)

「衝撃的なのは2021年のムン・ジェイン政府TFの福島汚染水報告書にも、影響無い、被害なしと結論!政権が変わったからと言って狂牛病シーズン2!韓国に最も被害を与えるのは福島より数十倍多い放射能汚染水を西海*1に排出中の中国原発数十基、北韓の核実験場のチェルノブイリ並みの放射能が風に乗って韓国に来ること!福島事故の直後、高レベルの汚染水数百トンがそのまま放流されたが、韓国の海の放射能濃度は変わらなかったのはどう説明する?海流によって太平洋を回って希釈され、5年後には韓国の海に到達、被害なし!偽りの捏造扇動、親中従北売国奴の破滅、ムン罪人、共に弊害党、左派撲滅!」(共感153 非共感78)

「人々はWHO(世界保健機構)の荒唐無稽なコロナ防疫政策に対しては従順だったのに、なぜ?IAEAの立場は信じないのか?」(共感103 非共感60)

「なんでこんなコメントがひどいんだwww放射能汚染水を放流して大韓民国に役に立つことが一つでもあって賛成するの?ただ倭寇だから賛成するんじゃないか。年を取って脳ではなく、うどんの替え玉だけいっぱい詰めてるねwww」(共感75 非共感41)