韓国7月出生率2万人割れ...7月としては過去最低値の話

日本の2022年の出生率は過去最低値を記録しましたが、それでも1.26(出生数=79万9728人)でした。
韓国の出生率はものすごいスピードで低下しており、2018年に初めて1.0を下回ってから回復していません。昨年は0.78(出生数=24万9000人)を記録し、現在も下降傾向が継続しています。このままのペースだと0.6台に下がるのも時間の問題と言われ始めています。
そして昨日発表された7月の人口動態調査で、出生児数が統計をとり始めてから7月としては初めて2万人を割りました。逆に、死亡者数は歴代最大数となっています。

 



毎日経済の記事からです。

「韓国、このままでは本当に終わる」...7月の出生児は過去最低、死亡者は過去最大


(前略)

27日、統計庁によると7月の出生児数は1万9102人で7月基準で歴代最低の数字を記録した。7月に出生児童が2万人以下に下がったのは月間統計作成が始まった1981年以来初めてだ。

逆に7月の死亡者数は2万8239人で、7月基準で歴代最大の数値を記録した。

(中略)

出生児数は減るが死亡者数は増え、7月の人口は9137人自然減少した。人口自然減少は2019年11月から45ヵ月間続いている。

(後略)



毎日経済「“한국 이러다 진짜 망한다”...7월 출생아 역대 최저, 사망자 역대 최대(「韓国、このままでは本当に終わる」...7月の出生児は過去最低、死亡者は過去最大)」より一部抜粋

韓国の出生率の低下は、1984年に2.0を割り、1998年には1.5を割りました。その後は2010年代までほぼ横ばいです。
しかし、2016年に急激な低下が始まり、2018年には1.0を割りました。

結婚せずに子供を産んだ率、つまり「非嫡子率」で見ると韓国は2.9%しかありません。つまり韓国は子供が生まれる前段階に「結婚」が強く意識されているということです。
2008年の金融危機を除けば2000年代は横ばいだった婚姻率は2014年から下落傾向になっています。出産の前提の結婚数が少なくなっているわけです。
その理由に不動産価格の高騰や物価上昇、男女対立、教育費負担など色々言われているわけですが、もう一つ、出生性比の歪があります。そもそも韓国は男性が余ってるんです。

男児選考」は中国だけでなく韓国でも行われていました。今でこそ出生性比は正常範囲内に納まっていますが、1993年には出生女児100人に対し、男児は209.7人と倍以上でした。
また、2000年代に入ってからも女児100人に対し男児は143.6人と正常範囲からは外れていました。正常範囲に入ったのは2014年(106.7)になってからです。
この頃に生まれた人たちが結婚適齢期を迎えたのが現在なわけで、当然男性が余ります。

2021年に政府系シンクタンクが19~49歳の未婚男女を調査したところ「交際相手がいる」と答えたのは男女ともおよそ3割しかいませんでした。
意識の面では「女性の人生において結婚と出産は重要だ」と考える女性は42.9%(男性61.3%)となっています。
これがパートナーが居ないからそう考えるのか、そう考えるからパートナーが居ないのか…卵が先か鶏が先かは分かりませんけれども、少なくとも非嫡子率が低い韓国(や日本)においては、婚姻率の低下が出生率の低下に繋がっているのは間違いありません。
それは、そもそも「交際相手が居ない」から起こるわけです。「出生率を上げる」を目的とするなら、「生まれてくる子供」や「子育て」に対する支援とは全く別の切り口が必要でしょうね。


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「滅びるしかない国を作った政治家たち、投機家たちが招いた結果」(共感903 非共感15)

「物価が上がり過ぎて暮らすのが大変です。4人家族で暮らしていますが生活費が厳しいので、私の子供たちには結婚しても子供を産んで私のように苦労して生きるなと言いますね。独身男性は一人暮らしでも大変なのに、家庭を築く経済的能力がなくて独り暮らしをしているそうです。物価を押さえてください。テレビには独り暮らしの芸能人だけが出てきて相対的貧困の中で暮らしている気分です」(共感574 非共感10)

「今日も住宅価格が上がるからといって口角泡を飛ばす勢いの毎経マスゴミがこんな記事じゃ締まらないよ~お前らは毎日、住宅価格の扇動で国を滅ぼすんじゃないか!!」(共感309 非共感24)

「住宅価格の問題ではなく、現在の586政治家のマインドが親バカで止まっている以上、フェミニズム女性団体に金をバラまくのはそのままで男女葛藤は依然として残るだろう。他の国は子供を産むとお金を配って家事手伝いを支援してくれるから出産率が大韓民国より高いのか?女性福祉をするためにこれから数千兆を湯水のように浴びせろww出産率はむしろ下がるだろう。根本的なマインドセット自体を変えようと国家的に努力しない限り答えはない。今まで国家レベルでそのマインドセット自体を子供を産むと人生を失うことと数十年間洗脳しておいて、出産率が高ければその方がおかしいww」(共感353 非共感121)