借金して投資の「ビットゥ」、半年ぶりに最大増加額という話

借金して投資するいわゆる「ビットゥ」が増えているそうです。先月末時点で、月単位の信用取引融資の増加額としては昨年9月以来最高の9510億ウォンを記録しました。

信用取引全般を一括りに「借金投資」として問題視するものではありませんが、しかしほとんどが価格変動性(ボラティリティ)の高い銘柄に突っ込まれているとのこと。それだけリスクを取っているという意味になります。

 



ニューシースの記事からです。

「ビットゥ」6ヵ月ぶりに最高...1ヵ月で1兆増


(前略)

10日、金融投資協会によると先月末の信用取引融資は19兆4772億ウォンで1ヵ月前(18兆5262億ウォン)より9510億ウォン増えた。月末基準で昨年9月(19兆7029億ウォン)以後、最も高い金額だ。

(中略)

信用残高比率の上位銘柄を見ると変動性が高い銘柄がほとんどだ。

(中略)

これらの銘柄は時価総額5000憶ウォンにも満たない企業で、近頃株価変動性が大きい。相当数の投資が短期間の差益目的で投資に飛び込んだものと分析される。

市場では証券市場待機資金の性格である投資家預託金も1日59兆6299億ウォンを記録し60兆ウォンに肉迫した。2022年6月2日(61兆6321億ウォン)以後、最も多い水準だ。

総合資産管理口座(CMA)残高も8日基準で81兆6101億ウォンで、2006年に関連統計を集計した以後、歴代最大を記録した。

このように投資心理が蘇ったのは半導体業況改善と政府のバリューアッププログラム推進などに起因する。

(後略)



ニューシース「'빚투' 6개월 만에 최고…한 달 새 1조 증가(「ビットゥ」6ヵ月ぶりに最高...1ヵ月で1兆増)」より一部抜粋

バリューアッププログラムだけでなく、米国の金利引き下げを期待しての動きもあるかもしれませんね。今日の夜、米国で3月の消費者物価指数が発表される予定ですからその結果次第で…と見ているのかもしれません。個人的にはそんな劇的な展開にはならないと思いますが...。

日本のマイナス金利が解除される直前にも円建て預金が人気だったと言います。マイナス金利が解除されれば円高に動くから、という理由でしたが、実際は円高になっていませんよね。