ムン政権時代、国家債務関連の推定値が「忖度」で歪められていた疑惑の話

あくまで「疑惑」です。当事者とされている人は「否定」していることは先に言っておきます。
ただし、この「疑惑」は監査院の監査結果によって提起されたものです。

具体的にどういう内容なのかというと、2020年に企画財政部が長期財政見通しとして2060年の国家債務比率(GDP比)の推定値を提出したのですが、これが最初153.0%と出ました。もちろん、推定値なので色々と条件を変えれば数字も変わります。それで前提条件を変えて新規検討案として129.6%という数字も出しました。
しかし、この報告を受けた当時の副首相兼財政部長官が「せめて2桁にしろ」と指示したというのです。

最終的に発表された数字は81.1%。ムン政権はこの推定値を「根拠」に「まだまだ余裕っしょ!」とばかりに政府負債を拡大したのではないかとも思われます。

 



ニューシースの記事からです。

ホン・ナムギ、国家債務展望値歪曲疑惑に直接反論…「ありえないこと」


(前略)

監査院の監査結果によれば、2020年7月、企画財政部はホン前副総理に2060年国家債務比率を「153.0%(当初検討案)、129.6%(新規検討案)」と見通した長期財政展望案を報告し、ホン前副総理は国家債務比率急増に対する批判世論を意識して国家債務比率を二桁に下げるよう指示した。ホン前副首相は見通しの前提と方法を変える具体的な指示もしたものと監査院は見ている。

ホン前副首相は「2060年の長期財政見通し作業の際、担当部署では裁量支出がGDP対比一定比率を維持すること、総支出増加率が経常成長率以上(例110%)に増加することなどを前提に130%水準を報告した」としながらも「過去の統計傾向、今後の歳入悪化、義務支出急増などを勘案すれば、このように裁量支出を展望することは韓国財政が40年間見せる自然な姿ではなく、また現実的でもないと判断した」と説明した。

また、展望前提などを任意に変更したという指摘に対しては「裁量支出は推計ではなくシナリオ選択事項だったため、多様なシナリオを検討するようにし、報告された代案の中で82%水準(81.7%)のシナリオ代案を長官が最終政策的に判断、選択した」と説明した。

彼は「2020年当時、私たちの国家債務比率が5年ぶりに37.6%(2019年)から2060年に130%~150%など最大4倍まで急上昇すると展望するのは私たちの財政が自然に履行する姿ではないと判断した」と付け加えた。

(後略)



ニューシース「홍남기, 국가채무 전망치 왜곡 의혹 직접 반박…"있을 수 없는 일"(ホン・ナムギ、国家債務展望値歪曲疑惑に直接反論…「ありえないこと」)」より一部抜粋

ホンさんの反論が載っていますが、何を言っているかサッパリです。
「私たちの財政が自然に履行する姿ではないと判断」とは一体…データも根拠もなく「心証」の話ってことですよね?


ちなみに、さっそく「市民団体」がホン・ナムギさんを「告訴」しています。