不正指令電磁的記録の罪にあたるかもしれません…な話

この記事の内容を実行、あるいは記事中のURLをクリックして、PC等になんらかの不具合が出たとしても当方は一切の責任を負いません。

すべて自己責任でお願いします。


というは冗談ですけれども。


映画「アベンジャーズ」の新作公開記念でGoogle検索にお遊び要素が追加されたそうです。

Google検索で「サノス」と入れて表示される検索結果の右端(ナレッジパネル)に、金色の手みたいなのがあります。(作中のキーアイテムらしいんですがよく知りません)

f:id:Ebiss:20190426181334p:plain:w300

それをクリックすると、検索結果が歯抜けにされてしまいます。
※止まってからもう一度押すと元に戻ります。


普通なら「わーおもしろーい」で良いんですけれど、どうしても頭を過るものがあります。

コレ、どうして不正プログラムに当たらないんですか?

という疑問です。

検索結果を歯抜けにする、というのは利用者の「意図した動作」とは思えません。


Googleさんは他にも隠しコマンドがあります。
例えば「一回転」で検索をすると画面がグルッと一回転するようなものです。
知らない人はビックリすると思うんですけど。


「サノス」にしても「一回転」にしても 、知らない人に妙なウィルスに感染したかも?! と誤解させるには十分な動作のように思います。

無限アラートはダメでコレは良い理由はなんでしょう?


不正指令電磁的記録の罪には「正当な理由がないのに、人の電子計算機を使用するに際してその意図に沿うべき動作をさせず、又はその意図に反する動作をさせるべき不正な指令を与える」と定義されています。

Googleさんに私のPC画面を一回転させたり、検索結果を歯抜けにさせる正当な理由があるとは思えませんけれど…?


更に、無限アラート事件で処罰された人たちは、いずれもスクリプトを書いた本人ではなく、掲示板等で拡散した人たちです。

PCに詳しくない人に「Googleで『一回転』って検索してみて」と言うのと何が違うんでしょうね。

正式に、もっときちんとした指針を提示してもらいたいものです。